ゆうです。
S邸リノベーションのインスペクション報告の続きです。
前回のブログ→S邸リノベーション。13「インスペクション実行『室内④小屋裏』。」
今回は「その他」の報告です。
前回、重度の問題がないことまで書きました。
今回は、軽度の問題についてまとめます。
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【開口部】
浴室サッシのペアガラス内部(ガラスとガラスの間)に結露が確認された。
ペアガラス内の気密が壊れているため、断熱性の低下や視界の悪さがあった。
サッシはすべてYKKAPのアルミ製。(95年9月の印字が)
ガラスは日本板硝子のホームマルチライト。
複層ガラスの先駆けの商品。(詳細情報は不明)
玄関ドアのハンドルにがたつきが確認された。→要調整
和室の両開きの下端が擦れていた。→要調整
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【設備】
各設備の給水に問題はなかった。(浴室、キッチン、手洗い等)
敷地内の排水管に堆積物はなく問題はなかった。
換気扇の動作に問題はなかった。(ティッシュを使い吸い込みを検査)
○照明の点等に問題なし。
○居室に火災警報器の設置なし→×
(2006年から消防防の改正により全ての住宅で義務化)
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【その他】
玄関のタイルに浮きはなかった。(打診棒を使い、音を聞き分けて調査)
以上がインスペクションの全容でした。
アズ建築事務所の佐藤さんのもと詳細な調査をすることができました。
この場を借りてお礼申し上げます。
最低限これらの調査を行っていれば、このままこの家に住むとしても安心できることは多いと思います。
中古住宅を購入する際に、
インスペクションするかしないかで雲泥の差になります。
適正なインスペクションがなされない場合、
もしかしたら基礎に問題があるかもしれません。
屋根に雨漏りがあるかもしれません。
家が傾いているかもしれません。
一生に一度の大きな金額の買い物。
家族の人生を決めてしまうレベルの買い物。
中古住宅をお考えの方は、購入前にインスペクションをされることを強くお勧めします。
(不動産屋さんの手配の無料インスペクションではなく、買主(あなた)が直接インスペクション業者さんへ有償で依頼されたほうが信頼性は高いと思います。)
さて、
長々と「インスペクション実行」シリーズを書いてきましたが、今回で最終回です。
お読み頂きありがとうございました。
実は、リノベーションを前提とした場合のインスペクションは、より詳細な調査が必要になります。
今回の調査とはまた少し違ってくるのですが、その報告はまた後日に。
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