ゆうです^^
現在、自邸プロジェクトが進行中♪
(あくまで頭の中で)
度重なる検討を経て「これが良いかも」というプランがまとまりました。
今回は、その自邸プランについて、、、の前に
過去の「自邸プロジェクト」を振り返ってみようと思います。
自分でも過去の自分に驚くことがありました。
日記やアルバムってタイムマシンですね♪
自邸を建てようか建てまいかの検討は、実は数年前からありました。
・タイミング(家族構成の変化)
・二世帯暮らしの楽しさ、楽さ
・新築以外の可能性の探求
・リスク管理(独立後の家計の安定)
・子供の成長、変化
などを考慮しながら、我が家にとっての「理想の住」の形を検討してきました。
「理想の住」の形は家族ごとに異なります。
我が家の場合
「僕が設計士であるという点。」
・自分で考えた家を建てたいという気持ちが大きい。
・子供に、父の仕事(家)を形(暮らし)として感じてもらいたい。
が他の方と大きく異なる点かもしれません。
相方も当初から「貴方の設計した家に住みたい。」と言ってくれていました。
もろもろの条件が合えば、もしかしたら自邸を建てるかもしれません。
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前回、自邸プロジェクトの序章『建てるまでの思考経緯』についてまとめました。
【自邸プロジェクト-02】設計者の自邸・建てるまでの思考経緯。『子供が与えた住への影響。』
今回は、過去の「自邸プロジェクト」を振り返ってみようと思います^^
『建築旅ノートvol.1』。
ブログには載せておらず、おそらく建て主様にも見せていないもの。
(初期の初期のものなので、)
「図面を書くための方眼ノートが欲しい!」
と相方とメルボルンのスーパーを巡ったのが懐かしい。
「柏崎の家ー自邸ー」エスキース1.
僕の実家がベースになった案。
自邸を考え始めたのは世界一周の旅に出てすぐの2012.2頃から。
『住宅設計士として生きていく。』
と決め、まず「理想の家=自邸」の検討を始めた。
【1月17日】「住宅設計のプロフェッショナルになる。」と誓った日。
「Flexible」 という想いは、部屋単体だけでなくプラン全体に、そして生き方まで影響を与えている。
高基礎の床下空間はまさに「Frexible Room」。
また
「視線を気にしなくて良い自然」
から幸福感を感じるという想いもこの頃から変わっておらず、今のプランにも色濃く反映されている。
古今東西の小さな家、名建築を学んだ。
時には本で、時には実物を見に行って。
思いついた建築アイデアたち。
「階段上のロフト空間」 や「窓辺の畳コーナー」など実現しているものもあり感慨深い。
S邸リノベーション。35「完成前見学会開催!S邸の見どころ♪」
【秘訣】家を広く使う秘訣は「複数の居場所を設ける」こと。-case.網川原のエスネル-
そして、当初から「家のコンパクト化」をテーマとしていた。
『建築費・居住費を抑える』ことは、僕ら世代(バブル後世代)にとっては自然の成り行きだったのかもしれない。
その手の本を読み漁った。
(わざわざ日本から空輸して、)
そして『9坪ハウス』にのめり込む。
9坪ハウスとは『最小限住戸』というテーマのもと建てられた、建築家の増沢洵氏の自邸(1952年)。
9坪とは1階の床面積のことで、総二階(吹抜け3坪)で延床面積は15坪。
とにかく、平面も立面もシンプルで美しいのが特徴的。
今見ても惚れ惚れする。
思うに住宅設計士は、一度はこの「9坪ハウス」にのめり込む時期があるのではないだろうか。
真剣に家を考え始めるとき、人は究極にシンプルなものにまず惹かれるのだと思う。
そこを突き詰めた後、設計士それぞれの個性・思想が付加されていくのだろう。
自分なりの9坪ハウスをいくつも検討した。
検討の軌跡を見返すと愛おしい気持ちになる。
ダイニング重視の家。
「家で家族全員がそろって同じことをするときっていつ?」
→ご飯時。
【秘訣】家族団らんってなに?団らんの正体とは!?
「ダイニング中心、畳の間」などの設計思想は今もそのまま。
自邸プランも自然とそうなっている。
「家を小さく作る」=「庭が広くとれる」
バックヤードやフロントヤードについて考察している点はオーストラリアの家々の影響が大きい。
奇遇だが、これから建築の中野のエスネルでは、まさに「小さな家+バックヤード・フロントヤード」の計画が実現する。
【中野のエスネル-02】庭計画始動!「EN GARDEN WORKさんとのコラボ」外観内観パース完成。
「建築とは。生きる意味とは。」を真剣に考えたメモ。
人に見せることを想定して書いておらず、気恥ずかしいが、なかなか良いことを考えていたなと思う、
『風景をつなげる。』
という想いは海外にいたからこそ強く感じたんだろう。
あのときの経験や思考が、今に生きていることを実感する。
『未来へつながる愛される建物、住宅を作りたい。家族の一員のような家。』
【想い】「杉板の街並み復興プロジェクト。」未来につなげる風景を。
「新潟の家」構想。
オーストラリアの家から「生き方、働き方、暮らし方。」を学んだ。
得たいものから逆算することで「理想の家」のイメージが生まれた。
エスネルデザインが提供したいこと。02ー『「豊かな暮らし」とは』ー
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自邸案は可能な限り小さい家を目指し、室をずらしたり、足したり、減らしたりしながら進化していった。
面積は減らしたいけれど、1階右下の「書斎」のような室は死守しているのが面白い。
小さな家を目指しても、極限まで削りきってはいけない。
フレキシブルな空間(=ゆとり)は、暮らしに豊かさを与えてくれる。
手直しは必要だが、このプランをいつか実現してみたいと思った。
お子様1人の3人家族の方、
老後の2人暮らしの方、
DINKSの方、
、、、
小さな家は未来の第三者の利用を想定したときも、とても有効な選択肢だと考えている。
(将来の売買、貸借)
『小さな家は畳で広くなる。』
=畳によって座れる場所を増やすことが出来る。
ダイニングテーブル(高さ70cm)付近の床に腰を下ろすことは通常ないが、畳であれば自然と座る・寝る・くつろぐ。
畳によって、床が「通路」から「居場所」に変わる。
畳は居場所を増やす魔法の道具。
古来からある日本の智恵。
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『芸は身を助く。』
過去の自分に感謝したい。
よく頑張った。
一生懸命打ち込んだものは、必ずなんらかの形で未来の自分を助けてくれる。
-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-
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エスネルデザイン代表
【関連記事】................
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【自邸プロジェクト-02】設計者の自邸・建てるまでの思考経緯。『子供が与えた住への影響。』
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