2020-04-01

【自邸プロジェクト-02】設計者の自邸・建てるまでの思考経緯。『子供が与えた住への影響。』


ゆうです^^

今日から令和2年度スタートですね。

いろいろありますが、明るい話で始められればと思います!


『自邸プロジェクト。』

について^^

家を建てる上で、設計者(僕)の思考経緯、プラン等が参考になれば幸いです。




本来はもっと順を追うべきなのですが、
「新年度スタート」と「ワクワクを創りたい」と言う想いで、いきなりプランを出しちゃいました^^

詳細は次回解説したいと思います。





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さて、前提として、家を建てる予定はまだありません^^

それは前回書いた通り。


【新計画】自邸プロジェクトスタート!01『よりコストを抑えた家づくりを〈造作・建具・建築美〉。』


設計者として「常に「模索中」でいたい」という想いは本心です。

しかし、子供も2人生まれ、モラトリアム卒業もそろそろ近い(^^;)

建てるか建てないかは分かりませんが「もし建てるなら」という前提で構想を進めています。


自邸のひとつの解でもある「網川原のエスネル」
『究極のスタンダードハウス』を目指した。




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長くなるので簡単にですが「自邸を建てよう」かと思うまでの思考経緯をまとめました。


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【世界一周の旅】26歳(相方と二人で)

様々な幸せの形を体感し、
「格好良い家より、精神的に豊かな暮らしが送りたい。」という想いを実感。

→新築に限らず、二世帯、中古リノベーション、賃貸、など幅広い選択肢を探り始める。

いずれにせよ『高断熱』に対する優先順位は高かった。

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【相方の実家で二世帯暮らし+田舎暮らしスタート】27歳~

良い面として
・楽しい。
・自然的、家計的なゆとりが持てる。
・子育てフォロー、家事フォローもあり助かる。
・孫と親も触れ合えて相互に良い影響あり。

課題として
・冬、寒い。
・寒暖差、衛生面での懸念(特に子供。アトピーなど)
・自分に模様替えや片付けの決定権がない
・価値観や生活リズムの違いから来る世帯間の摩擦

などがあった(許容範囲)。


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【超高断熱住宅専門の設計事務所で修行】

・実務経験、超高断熱空間の体感
・コストパフォーマンスの検証
 (①イニシャル⇔ランニング。②イニシャル⇔快適性)
・理想の住の検討
・建て主様からの感想聞き取り

など経験を蓄積。

「理想の住」のイメージを構築していく。

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【結婚・出産・独立】28-33歳~

子供が生まれ「理想の住」のイメージに変化が生まれた。

家が与える子供への影響を考慮し「理想の住」の調整を行う。
・子供の健康面
・一緒に過ごせる時間(在宅ワーク案)
・父としての背中
・家での思い出(床下アジトの活用案)
、、


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【現在】

今、相方の両親との二世帯暮らしはとてもありがたく幸せ。

僕らも楽で楽しい。

子も親もそうであればみんなハッピー♪


ただ、自分たちの家を建てることで得られるものも大きいのかもしれない。

・自分の家を能動的に楽しめる
 (家具、食器、飾り、収納、調理、、)
・世帯間の精神的健康
 (価値観差から来るストレスの解消)
・苦労から得られる経験値→成長



そしてなにより、


「息子、娘に『父が設計した家』を見せたい。そこで家族で暮らしたい。」


という想いがフツフツと湧いてきている。



一度きりの人生、一瞬の子育て。


「リスクやデメリットも多々あるだろうけれど、それに怯えて行動を狭めるのではなく、明るく楽しく幸せな人生を描いて、行動に移しても良いかもしれない。」

と。


子供が与えてくれたもの。
自分の心に起きた変化がとても愉しい。







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ただし、これはあら熱なのかもしれません。


エスネルデザインが提唱している大原則は

「家は建てるな。」

ですからね^^


なので観察が必要。

「あら熱の冷まし方。」家づくりで失敗しない秘訣。
豊かな暮らしのつくり方。02ー『家は建てるな。』ー


「あら熱かそうでないか」の僕の判断方法は

『1ヵ月以上、寝かしてみる。』

というもの。


iPadにせよ、車にせよ、家にせよ。

数ヵ月経っても同じように「やっぱり欲しい」と思うのであれば、その願望は(ある程度)正しいのかと。

ただ、額が額・買い替えが出来ないので、自邸プロジェクトは年単位で寝かしています(^^;)



その結果「建てる」「建てない」の検討を繰り返していくかもしれません。


そうこうしているうちに、親の介護が必要になるかもしれません。


僕の実家が空くかもしれません。


(そもそも融資が借りられないかもしれません、)



きっと「正しいか、正しくないか」でなはく「決断する」ことが大切なんでしょうね。

(「決断しない」という決断も決断?)





ただ、このふわふわしたモラトリアムな期間がけっこう好き。
(良くないですね(^^;))

ドライブ・鈍行列車・旅が好きなのも、似たようなモラトリアムを感じるからかもしれません。


世界一周の旅はスーパーモラトリアムだった。
僕の幸福観の基礎を作ってくれた時間に感謝。





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誰かが言っていました。


「父親はあれこれ悩まず、建ててしまえば良いんです。」

「そこに奥さんと子供の幸せがあるんです(作るんです)。」


と。


聞いたときは「(少し乱暴な考え方だなー。慎重に検討したいし。人には言えないなー)」と感じていました。

まだ独身の頃でした。


しかし、今の自分には言えるかもしれません。


「父親はあれこれ悩まず、建ててしまえば良い。」

「そこに奥さんと子供の幸せがあるから。」


なるほど。その通りかもしれないですね。

(もちろん冷静に検討したあとで)




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さてさて、僕が自邸を建てるかどうかは分かりませんが「自邸プラン」を考えています^^


設計者の自邸とはどのようなものなのか。


次回以降、自邸プランの解説をしていきたいと思っています^^


お楽しみに♪


〈トイレ改善案〉



-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-






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村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表

新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。

趣味:家族旅行・カフェ巡り・夕日ドライブ・息子と娘と遊ぶこと♪


メッセージはメールインスタからどうぞ^^


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