2019-04-28

設計事務所の仕事『冷暖房費・光熱費シミュレーション作成。』


ゆうです^^

エスネルデザインでは

「冷暖房費・光熱費シミュレーション」

を作成しています。

「住んでからどれくらいお金がかかるのか」

が把握できる家づくりを提案したいと考えています。






営業マンから

「UA値は〇〇です!」

「断熱性は最高グレードです!」


という話は聞くけれど、


「実際の光熱費はいくらぐらいなんですか?」

と聞くと、


「住まわれる方によってケースバイケースなのでなんとも言えません、」


と言われることが大半だと思います。



消費者の立場からすれば、


(ケースバイケースなのは分かってるけど、概算でいいから参考になる金額を教えてほしかったな)


と思われるのではないでしょうか。


「シミュレーション金額と実際の金額に差があった際にクレームにならないよう具体的な金額は極力言いたくない」

という営業マンの心理もあると思います。




しかし、
「新しく建てる家の光熱費はどれくらいかかるのか」
建てる前に知りたいですよね^^

エスネルデザインでは、前提条件などご説明させて頂いた上で(概算ではありますが)参考となるよう光熱費シミュレーションを提出しています。



しかし!
住宅の光熱費を算出するのは非常に難しいです!
(パラメーターが多すぎる!)


・断熱性、気密性、家の大きさ

・外気温、湿度、日射量

・冷暖房設定温度

・空調方式、冷暖房器具の効率(COP等)

・空調する部屋しない部屋の区別

・電気料金単価(深夜電力のありなし)、ガスのありなし

・在宅人数や家電使用頻度

・設備の消費電力

、、、

詳細に検討しようとするときりがありません(^^;)


これらのパラメーターに対して、作成者が「条件設定」をしていく必要があります。

このあたりが「経験」「知識」が必要になってくる部分。


僕は前職時に実際に住まわれている御宅の温度、光熱費、消費電力、熱流などの測定を多々行ってきました。

その経験と知識が「光熱費シミュレーション」作成に活かされています。


※世の中には光熱費シミュレーションができるソフトは多々ある。

しかし、マニュアル通り入力しても実際の金額とは差が出てくる。
(実際のほうが多くかかることがしばしば)

その理由の大きくは

・冬場の日射熱利用が現実より多めに見られている。
(必要暖房負荷が少なく見積もられている)

・エアコンの外気温による効率低下が考慮されていない。

などが挙げられる。

この辺りを調整し、現実的な金額を出すためにはソフト以上に、設計者の経験と知識が必要になってきます。


年間でかかる光熱費の割合(例)。
この説明時によく驚かれるのが「冷房の割合の低さ」
(暖房の約6分の1ほど。)
現代の家は「冬を旨とすべし」と言われるのはこういった理由から。



................


最後に、実際にお渡ししている
「冷暖房費・光熱費シミュレーション結果」をご紹介します^^

詳細条件の説明は長くなるので割愛。
(28坪の超高断熱の家)

暖房は厳寒期(1月)でも月1万円台後半で24時間家中全館暖房が可能になる^^
(1日あたり約570円で24時間家中暖かい空間を家族みんなが享受できる)



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冷暖房費の金額差から見た時の「超高断熱」のメリット「小さな家」のメリット等はまた追ってご紹介いたします^^


「超高断熱仕様をなぜお勧めするのか」を客観的な数値で示していきます。


お楽しみに^^!


-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-


【参考】................

「エアコンの効率低下」を加味せず、全館空調ではなく「居室のみ空調+非連続空調」で冷暖房費を算出すると、年間で約4万円以上もズレた金額になる。
(実際よりも低い金額が出てしまう→×)





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村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表

新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。
趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。



メッセージはメールインスタからどうぞ^^


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