ゆうです^^
「家ってどのくらい重いのか?」
疑問に思ったことはありませんでしょうか。
「家より人間のほうが重いんです。」
って言ったら信じます^^??
家を建てる敷地の地盤が悪い場合「地盤補強工事」が必要になります。
【秘訣】地盤補強の要不要の判定。「地盤調査結果を読み解く」
その際に、
「家の重さを支えるには地面はどのくらい強くなければならないんだろう?」
「そもそも家ってどのくらいの重さなの?」
と疑問に思われるかもしれません。
家の重さはどのくらいなのでしょうか(・・)?
と疑問に思われるかもしれません。
家の重さはどのくらいなのでしょうか(・・)?
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結論から言うと、延床面積30坪ほどの家の重さは約80トンほど。
(自重+積載荷重+積雪荷重)
「重い!!」
「人間より全然重いじゃん!!」
と思われるかもしれません^^
ここから「家より人間のほうが重い。」のタネあかしをしていきます。
家の重さが80トンだとしても、80トンを片手で支えるわけではありません。
基礎の底盤全体で支えます。
基礎底盤面積1㎡あたりで家の重さを考えると
家の重さはおよそ1600kg/㎡ほど。
(基礎底盤面積が50㎡の時、1600kg/㎡×50㎡=80トン)
対して人間は、
体重65kgとして、両足の面積が約0.05㎡とすると、
人間の重さはおよそ1300kg/㎡
片足で立った場合、2600kg/㎡
(面積が半分になるので重さは倍になる)
片足で立った場合、家よりも人間のほうが重くなりますね^^
「単位面積あたりで比較した場合、家よりも人間(片足)のほうが地面にかかる重さは大きい。」
ということ。
なにが言いたいかというと、
①家が沈まずに建っているためには、家の重さを地面が支える必要がある。
②家の重さはおよそ1600kg/㎡ほど。
③1600kg/㎡の重さに地面が耐えられれば家は沈まない。
④人間が片足で立ったときの重さは約2600kg/㎡
→人間が片足で立って沈まない地面であれば、家も沈まない。
ということ^^
今回の記事は、
必要な地面の強さを直感的にイメージしやすいように書いてみました。
「家の重さって単位面積あたりで比較すると人間と同じくらいなんですよ。」
↓
「家を建てるのに必要な地面の強さって意外とそのくらいなんですよ。」
(「軟弱地盤の土地であっても過度に不安になることはありませんよ。」)
という話でした。
※この記事は、地盤の強さを心配されていたS様に向けて書かせて頂きました。
(S様、ご不明点がありましたらまたご連絡頂ければと思います。)
※実際には、地面内に弱い地層があったり、地面の強度にバラツキがあったりする場合には地盤補強工事が必要になってきます。
※地盤補強工事を行う場合、地面の強さはおよそ2000~3000kg/㎡以上確保できるよう補強を行います。
................
実は、設計士であっても「家の重さ」を答えられる人は多くはありません、、
それは、構造計算をしていない場合が多いから。
(または構造計算していても外注していて自分では理解していないから)
建てる会社を検討している場合、機会があれば設計士さんに聞いてみてください。
「貴方が設計する家の重さはどのくらいですか?」
この質問に答えられるかどうかでその人が構造を知っているかどうかが分かります。
-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-
【余談】................
家の重さ80トン(30坪)には、下記の重さも含まれています。
・積載荷重:約130kg/㎡
(1㎡に65kgの大人が二人、家中にいるイメージ)
・積雪荷重:約210kg/㎡
(積雪70cm=1m×0.7)
・基礎の重さ(立ち上がり+スラブ)
(基礎高=GL+400、ベタ基礎)
※高基礎(GL+1m)の時の家の重さは約86t。
これらを加味した重さが地面に乗ったときに不同沈下しないかを検討していきます。
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