2018-04-15

設計事務所の仕事『3Dパース作成・空間検討』‐case.S邸‐


ゆうです^^

設計事務所の仕事「模型作成」に続き、

『3Dパース作成』です。

人の目線から見る空間のイメージをつかみます^^

外観の素材の検討などにも用います。



使うソフトは『SketchUp(スケッチアップ)』

コツコツ練習してきた成果が出てきています^^

プランの凹凸でコストが増える!初3Dパース(スケッチアップ)


最近の3Dパースソフトは使いやすく低価格で性能が高いため、設計のスタディ(検討)もだいぶ変わってきました。
(今までは模型とスケッチがメインだった。)

キッチンからリビングを眺める。



3Dパースの優れているところは、


・人の目線からの映像を確認出来る。
 (実際にどう見えるのか。これは模型では確認しづらい。)


・内観や外観の素材などの確認、比較が簡単に出来る。
 (素材の柄や色を選んで簡単に変更できる。)

・ちょっとした変更なら簡単に出来る。
 (模型の変更はなかなか大変。)


さらに、スケッチアップでは日当たりも簡単に確認出来ます。
(24時間365日設定可能!すごい。)

S邸南面鳥瞰図(鳥からの目線)。
外観の杉板張りのテクスチャも縦張り横張り、色味などを変更できる。

模型での同カット。
模型でしか出来なかったことが3Dパースで簡単に確認出来るようになった。

人からの目線。

模型での同カット。

俯瞰図。隣家を置いて日当たりを検討することも出来る。



模型で確認した3/26 7:30のダイニングの日当たりは、、

こんな感じに。
敷地の位置情報も入力するのでほぼ正確に反映される。



3/25 14:00の「雲見室」は、、、

こう。

洗面室の朝の日射の様子は、、、

こう。
※屋根も2階床も消しているので実際の日当たりとは異なる。

朝に2階寝室から東を見た様子は、、

こう。





「雲見室」から外を眺める。

立面図も作成できる。

経年変化でシルバーグレーになったときのイメージ。
グレーに緑が映える。
(実際はここまで均一にシルバーグレーにはならない。)

木の外壁の家には「緑」は必須。
緑の若々しさがあるからこそ経年変化した木が映える。



3Dパースのアニメーションも作成しました。




3Dパースはとても便利なものです。

模型は作り直しが大変なため、どうしても「間取りが決まったあとに作る」ことが多かったです。

しかし、本当に立体情報が欲しいのは、初回プラン提案時。
(間取りを決めきる前)

間取りと合わせて外観のイメージや目線から見える映像も確認したいですよね。

そんなときに3Dパースが助けてくれます^^




3Dパースは材料も要らないためとても手軽。

あまりに手軽なため、模型を作らない設計事務所も増えてきているようです。

はっきり言って3Dパースがあればもはや模型は不要かもしれません。


しかし、僕は模型を作りたい。

それは模型には3Dパースにはない「さわる」という機能があるから。

もっと言うと、模型を見たり持ったりしたときのあの「ワクワクした気持ち」を感じてもらいたいから^^


模型は僕からの「プレゼント」と言ってもいいのかもしれません。

3Dパースも模型もひとつ一つ一生懸命作っています。

これからの方はお楽しみに^^!



※S様、ブログへの掲載許可ありがとうございました。
................................................

村松 悠一(ゆう)
エスネルデザイン代表(設計士)

最近嬉しかったこと
:模型と3Dパースを見てS様が感動してくださったこと。

0 件のコメント: