2019-08-09

ケンチク探訪♪ 30『「小さな平屋-23.5」見学!(サトウ工務店さん)』洗面台の選び方。


ゆうです^^

先日、サトウ工務店さん

「小さな平屋-23.5」

を見学させて頂きました♪


小さくても広く感じる工夫がたくさんありとても勉強になりました。

サトウさんありがとうございました!




いやー、小さな家ムーブメント来てますね^^


エスネルデザインもですが、時代的にも


「コストのために小さな家を」


という流れは多分にあると思うのですが、

個人的な趣味を言わせてもらうと、


「小さな家って格好良い♪」


大きな家より小さな家のほうが格好良いと感じる感覚ってありませんか?
(少数派かもしれませんが、)

僕は例えば車なども大きい車よりも小さい車のほうが好き!

愛車の双太郎(「ツイン」スズキ製)。
日本(世界?)最小クラスのサイズ感。

「小さい」は「ちょうど良い」「過不足ない」「無駄のない」などの意味もあり、必要以上にお財布や環境を圧迫しない姿勢が格好良さにつながっていると思っている。

愛車ツインと家づくり。「小さな車、大きな未来。」


前置きが長くなりました!

サトウ工務店さんの「小さな平屋-23.5」の見学報告です♪

深く垂れる屋根の効果でとても落ち着いた、お淑やかに見える外観。
既存の街並みに与えるインパクトも抑えられている。

横張りの木塀。横張りの杉板外壁。横張りのGL屋根。

横長のプランと呼応して水平ラインが強調されていて気持ち良い。
(巨匠フランク・ロイド・ライトのプレーリーハウスのよう)

【WJD】巨匠フランク・ロイド・ライトの建築たち①「祝・世界遺産決定。」

「建築の格好良さは屋根で決まる。」
と誰かが言っていたような。
(誰かしらは言っているはず、)


軒先がものすごくスッキリしている、、、

なぜ?

よく見てみると、、、

なんと雨どいが造作品!

縦どいは無く、そのまま地面へ流すスタイル。

「ここまでやるか!(さすがスーパー工務店)」


ちなみにこれらの納まりはこれから発売される本に載っているそうです^^


【東京出張】『工務店経営カンファレンス2019!』スーパースターに会ってきました♪

スッキリした屋根と玄関周り。
外壁は塗装した杉板^^

杉板への塗装は、無彩色か木色近似色であれば、経年変化も穏やかで馴染みやすい。



内部へ。

スッキリとモダンにまとまったまさに「サトウ工務店」の内装。

「壁のモイス表し」+「天井シナベニヤ」+「ステンレス造作キッチン」などは、もはやサトウ工務店さんの代名詞。

デザインのためだけではなく、サトウさんは大工が仕上げることにこだわりを持たれている。
(壁天井は塗装屋さんクロス屋さんの仕上げではなく)


障子を採用するのも、カーテンやカーテンレールが不要になるため。
スッキリとシンプルに。


窓が大きいと

「外から丸見えのようでちょっと、、」

と思われるかもしれない。


しかし、外から見てみると、、、

「Low-Eガラスによる反射」「日中の内外の明暗差」により、窓のすぐそばから見てもこれだけ内部の様子は分からない。

これにプラスして

「塀を建てる」「樹木で視界を遮る」「高基礎で視線のレベルに差をつける」

などすれば、日中は「外から見られる」という意識は薄くなっていく。

シンボルツリーはEN GARDEN WORKさん秘蔵のアカシデ。
枝も葉もサラサラと繊細で暑い夏にも心地良い。

アカシデは網川原のエスネルの外構にも植えられる予定^^

加藤淳 一級建築士事務所の加藤さんも来られていた。
一人よりも大勢で見学するほうが建築談義も深まる^^

ケンチク探訪♪ 21『Ag-工務店さん関屋下川原の家(加藤淳さん設計)』

脚がなく宙に浮く造作キッチン。
立ったとき、座ったときにちょうど良い高さになるよう、キッチン部分の床が下げられていた。


背面のカウンターになにか置いてあります^^


これは、もしや、、


住学メンバーのパンフレットたち♪
さすがサトウさん。

エスネルデザインのものも置いて頂いていました^^
(ありがとうございます!)

【リニューアル】新しいリーフレット誕生!

考えられた納まりたち。
(ペンダントライトの根元はある器具を使用して、、)

引き戸はここまでスッキリと壁に納まっていた。
(見切りも無い!)

勾配天井によりメリハリのある豊かな空間に。

リビングと洗面室をつなぐ大きな開口。
光や視線を抜けさせ、小さな家を大きく感じさせる。

白ポリランバーの棚板。
低コストで、防水性・磨耗性もあるため、水廻りの棚やクツ箱には最適。





そして、参考になったのがこちら♪

シンプルな造作洗面台。

定番の大型シンク(TOTO「SK106」)を木製カウンターにはめ込み、鏡は既製品の収納付き2面鏡(サンワカンパニー「プレーンVミラーボックス」)として、コストと利便性を両立。

バランスが良く、前職でもよく採用した組み合わせ^^

造作洗面ならこの形がひとつの定番。


さらにこだわるなら、大型鏡+木製収納。

逆に、利便性とコストパフォーマンスを優先して、システム洗面+ミラーボックスでも良い。
(システム洗面台付属の鏡だと少しやぼったい、)

サンワカンパニー「プレーンVアップライト」。

バックガードと一体のシンクホース+シャワー水栓などシステム洗面台の良いところをとりながらデザインもスッキリしていてコストも高くない。
(サトウ工務店さん「井戸巻のコートハウス」より)

オススメの形のひとつ^^

ケンチク探訪♪ 07『井土巻のコートハウス(サトウ工務店さん)』




................


サトウさん、見学させて頂きありがとうございました。

(この後のお昼ご飯もご馳走様でした!)


毎回とても勉強させて頂いています。


今回もとても素敵な御宅でした。


また次回も何卒宜しくお願い致します^ ^



-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-





................................................

村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表

新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。
趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。



メッセージはメールインスタからどうぞ^^


【関連記事】................

ケンチク探訪♪ 07『井土巻のコートハウス(サトウ工務店さん)』
ケンチク探訪♪ 24『篭場のほぼ平屋(サトウ工務店さん)』
ケンチク探訪♪ 05『大先輩の設計した家たち。』


0 件のコメント: