ゆうです^^
僕の愛車はスズキの「ツイン」で、名前は「双太郎」です。
国内最小クラスの2人乗りの小さな車です。
僕はこの双太郎が大好きです^^
車名は「双子」の意味を持つtwinから。二つの動力と二つの座席にも掛かっている。
愛車の双太郎がうちに来たのは、旅から帰国し、再就職が決まり、車が必要になった2013年の春でした。
僕にとっては初めての車で、ネットでいろいろと探し、最終的には神戸までこの双太郎を買いに行ったのでした。(青春18キップで鈍行列車で。)
→過去のブログ「愛車のツイン(スズキ製)。」
市販の軽自動車で初となるハイブリッドモデルをラインナップした画期的な車でした。
もともとは「Pu3コミュータ」という名前でコンセプトカーとして1999年に登場し、その年の東京モーターショー「ザ ベスト コンセプトカー」特別賞を受賞しています。
コンセプトは、
『車ではなく、パーソナルビークル』
言い換えれば、『まち乗り用モビルスーツ』と言ってもいいかもしれません。
元祖モビルスーツさん。
スズキの調査(当時)によれば、軽自動車の平均乗車人数は1.4人だったそうで、
来たるべく、
「コンパクトシティー化社会」のため、
「高齢化社会」のため、
「低燃費社会」のため、
など、
これから来る21世紀の社会の課題に
『車にどんな価値が提案できるのか。』
を真剣に考え、設計された未来の車だったと思います。
正に、
『小さな車、大きな未来』
(スズキのキャッチフレーズ)
ではないか!
と僕はこのツインのことを知ったときに感動したのでした。
これからの社会的な課題に対し、
住宅にも同様の社会的使命が課せられていると考えています。
ボディはコンパクトだが、ドアは大きく、乗り降りはしやすい。
また、ハイブリッドモデルの燃費はカタログ燃費で34km/L。
実燃費も22~24km/Lと今でもトップレベルの燃費です。
スタート時にはモーターがエンジンをアシスト、
減速時には、回生ブレーキが働き充電。
アイドリングストップ機構も備える、と現在の標準的仕様と同等です。
10年以上前の車が現在の車の性能・仕様と同等って本当にすごいことだと思います。
何年先を見据えて設計を行ったのか。
僕もこういう姿勢を見習って住宅の設計をいきたい。
乗るとわかるが車内は意外と広々している。
通勤用の車としては全く不便は感じない。
ハイブリッドモデルの新車価格は140万円ほどから。
当時の軽自動車の価格からすると高級車でした。
そのため、需要がついてこず、約2年間で生産が終了しました。
時代の先を行き過ぎていたんだと思います。
「販売戦略」からすると『大失敗』の車だったと思います。
しかし、
「ブランディング戦略」からすると『大成功』の車ではないかと僕は思っています。
僕はこの車でスズキのことが大好きになりました。
熱い思いを今も感じています。
ダイアル方式の空調制御はとても好み。
現在よくあるボタン方式のものよりも直感的に操作ができる。
こういうものをユニバーサルデザイン(子供でも高齢者でも誰でも使いやすいよう考えられたもの)というのだと思う。
リア風景。
カギを指すと後ろが開くが、、
開くのはガラスのみ笑。
これをやるといつも「開くのそこ!?」と驚かれる。
(座席の後ろにはバッテリーが積んである。)
毎週自分で洗車をするのが習慣になっている。
通勤距離は毎日往復70km。
双ちゃんいつも本当にありがとう♪お世話になってるよ。
―――――
前置きが長くなりました。(長すぎ)
僕が常々思っていることは、
『ツインのような家づくりを提案したい。』
ということ。
それは、
「低燃費であること。」
→ランニングコストを抑えることができる。
→運用時の環境負荷を抑えることができる。
「必要最低限のちょうどいいサイズであること。」
→イニシャルコストを抑えることができる。
→製造時の環境負荷を抑えることができる。
「小さくてかわいいデザインであること。」
→小さいことがカッコいい。(これは僕の主観的な思い)
→威圧的ではなく、優しいデザインであること。
「10年20年先の未来を見据えて設計されていること。」
→使い勝手、資産の流動性、維持管理費、メンテナンスしやすさを考える。
ツインにたとえて言えば「中古を活かす。」ということもテーマになる。
→イニシャルコストを抑える
→限りある資源の有効活用
また「設計者の想いを乗せる。」ということも裏テーマとしてあります。
こういう思いは建築の表層にも現れ、きっと未来で誰かに響くと思っています。
「メンテナンスしやすい。」
ということも同様に言えるかもしれません。
(ツインで言えば「小さくて洗車がしやすい。」)
家も洗車と同様に、自分でメンテナンスできれば、その分愛情もわくものです。
また、僕は「大人数での移動が必要な際はレンタカーで。」と考えています。
これは家であれば、「空間のアウトソーシング」の考え方と同じです。
最初から必要十分な量を確保しておくのではなく、
必要なときに必要な量を調達する(レンタルする)という考え方。
所有(オウン)から共有(シェア)へ。
時代的にも、
環境負荷や経済的な負担を軽減するため、そういうことが望まれる時代になってきていると感じています。
たとえが極端かもしれませんが、家づくりの検討の参考になれば幸いです。
―――――おまけ―――――
こういう思いやりはとても感動する。
昆さん素敵なプレゼントありがとうございました!
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