2018-09-17

【お客様の家】2階リビングのI様邸に訪問「住んでからの感想」


ゆうです^^

先日、前職時にお手伝いさせて頂いたI様宅にお邪魔してきました。

家が出来て約3年。

住まわれてからの感想をお聞きしました。




お引渡ししてから初めて伺ったのですが、
2人のお子さんも大きくなられて家族で仲良く暮らされている様子がとても素敵でした。

I様邸は2階リビングの家です。

2階のリビングには大きな窓があり、明るさはもちろんのこと、季節ごとに違った風景を見せてくれるのが魅力です。





質問や3年暮らされての感想を伺いました。


Q:アパートから新居に住み移って「家を建てて良かったな」と感じたときは?

〈I様回答〉

奥様:
アパートでは子供がたてる音や泣き声が隣の方に申し訳ないと思っていたので、家を建てて気兼ねなくなったことはとても良かったです。

................................
T様Y様、I様、皆さん『子供の音の心配がなくなったこと』をほぼ一番におっしゃられていました。

これも経済性だけでは割り切れない『持ち家の魅力』ですね。
................................


ご主人:
実は、持ち家派ではなく、賃貸派でした。
(衝撃!!)


僕:
(そうだったんだ!!でもなにか変わったのではないか。)

「持ち家に住まわれた今、お考えは変わりましたでしょうか?」


ご主人:
家を持った今も考えは大きくは変わっていません。

(さらに衝撃!!!
 しかし、話を聞いていくとご主人の本意が分かりました。)


ご主人:
それは、リスクの観点から見てです。
賃貸と持ち家のどちらが良いということではなく、リスク管理として賃貸のまま暮らしても問題はかなったとも思います。
(仕事や親の家があることなど自分たちの個別の条件を加味して)

しかし、
奥さんや子供が毎日楽しそうに暮らしている。
それを見ていると家を建てて良かったと感じています。



................................

ご主人のこの言葉に僕は衝撃を受けました。

僕が探していた『家を建てる答え』がきれいに言葉にされていたからです。

僕もリスクや経済性を考えると、持ち家を建てることが全てではないと思っています。
賃貸でも良いと思っています。

しかし、子供や奥さんは違う(場合が多い)とも感じています。

経済性も大事ですが、日々の満足感も大事。


男性は経済性や合理性を考えがち。

しかし、数値的なものだけを追っていては行動は出来ない!

ある程度資金計画を立てたら、あとは

奥さん子供の笑顔のために家を建てる。

と腹を据えて割り切る!

これもひとつの答えだと思いました。


I様ご主人から『家づくりをする旦那の心構え』を教わったような気がしました。


ご主人とA君。
自分が携わった家に建て主様ご家族が笑顔で暮らされているのがとても嬉しかった。





続いての質問を。


Q:住まわれてから「もう少しこうしておけば良かったな」と思うことはありますか?

〈I様回答〉

「客間があれば良かった」と感じることはあります。

夫婦どちらかの友人が来た時にもう片方の居場所がない、

私(奥様)の友達が来ているときは旦那は外に行っていてもらうとか。


しかし、やり直せたとしも
総合的に考えるとやっぱり(客間のない)今の間取りを選ぶとは思います(^^;)

なのでもっとこうしておけば良かったということは少ないですね。

2階にあるナゾのパーツがついた戸。

ここから1階(洗面室)へ洗い物をシュートすることが出来る♪
2階リビングはこういったアイデアを実践するのも楽しい^^

扉を開けるとこんな感じに。洗濯機上の棚へ直行!
(奥様「毎日使っています」)




Q:契約するまでの家づくり検討中の道筋は?
(紆余曲折など)

〈I様回答〉

奥様:
今までの暮らしの経験から「寒くない家が良いな」と思っていました。
(実家がけっこう寒かった)

他社の家をいろいろ見学をしていた頃「性能が大切」ということを知り、調べていたら〈僕の前職場〉のブログを知りました。

そしてたまたま見学会が開かれるということで伺ったのがきっかけです。

当時、断熱性などの性能の数値を明確に打ち出している会社はほとんどありませんでした。
〈僕の前職場〉は根拠を持って性能数値を説明していたところに信頼を感じました。

そして、ものすごくブログがマニアック(こだわっている)のにも惹かれました。


また、実物を見学させてもらって、棚や床など「木の使い方」がとても上手くて感動したのも決め手のひとつです。

私(奥様)は住宅の見学が趣味で、近くの展示場の家は全部見ました笑
(他の完成見学会もたくさん)

たくさん見ましたが〈僕の前職場〉は「他と違うな」「いいな」と感じるものがありました。

 板で造作したTV台や吊り収納。梁も表し。

壁に埋め込んだ棚は僕の提案。
パントリーは手の届くところに有効に棚を設られると○





Q:高気密高断熱の家で冬を過ごされていかがですか?

〈I様回答〉

とても快適ですね。不満はありません。

しいて言えば「快適すぎる」ことが問題?かも。

子供が外で泊まった際に風邪をひいてきたときは「家が快適すぎるから?」と思ったこともあったり。

暑さや寒さに鈍感にならないよう気をつけたいと思いました。


奥様が選ばれた和紙のペンダントライト。
柔らかい灯りがとても素敵。

照明は「電気屋さんを呼ばなくても自分で交換出来るもの」を提案している。
(今の照明器具は電気屋さんしか交換できないものが多いので注意)




Q:2階リビングに住んでみての感想は?

〈I様回答〉

2階リビングは勇気のいる決断でしたが、我が家は2階リビングにして正解でした。

一番の不安は「階段の行き来」をでしたが、生活してみて特に苦は感じていません。
(買い物の袋の上げ下げは少し辛いですが生協で週一なのでなんとかなっています。)

階段の段差を低くして緩めの勾配にしてもらったのがとても良かったです。

「2階リビングなら階段は緩めに」

は2階リビングを検討される方へお勧めです。

I様邸の階段は踏み面25cm、段差18cmとかなり緩く設計された。

段差を低くするとその分、段数は増えるがそのほうが楽に上り下りが出来る。


(質問の続き)

奥様:
2階リビングで△な点としてはお風呂が1階なので、

「ご飯(2階)→子供お風呂(1階)→飲み物などで2階に戻る」

の移動はちょっと億劫なときもあります。

でも、やり直せるとしても2階お風呂プランにはしないかもしれません。
(全体のバランスを考えると今の間取りが一番だと思っています。)


また、街路樹の紅葉や街の花火が鑑賞できるなど2階からの眺めは最高です。

道を歩く人の視線が気にならないのでカーテンは開けっ放しにしています。

2階リビングは億劫に感じることがないわけではありませんが、我が家は2階リビングにして良かったです。

2階角に開いた大きな窓。





Q:床下収納の感想は?

〈I様回答〉

あって良かったです。
いつも使わないものや季節の飾り以外にもタイヤやすだれなど何でも収納しています。

スキーなど使ってすぐに床下に置いても床下エアコンですぐに乾くのでとても助かってます。

(床下エアコンは冬でもジーンズが一日で乾くので驚きました。)

ただ、子供の自転車などの収納の為に外収納は別で欲しいと感じました。

Y様邸から。)



〈2017-2018の大雪も踏まえてこんな質問も〉

Q:風除室はあったほうがいい?

〈I様回答〉

車から玄関まで近いので特に必要性は感じませんね。

大きな透明ガラスが特徴的な木製玄関ドア。
手作りリースが素敵^^

反射するので日中は外からは中の様子はほとんど見えない。




最後に

Q:これから建てる人にアドバイスがあれば。

〈I様回答〉

すでに家に住んでいる友人や設計士さんの声を良く聞くこと。

特に掃除メンテナンスに関して!

住む前はメンテナンス関係はあまり想像ができなかったのですが、実際に住んでやってみると

「あぁ、設計士さんの言うとおりだなー!」

「言われたことを聞いておいて良かった」

と感じることが多々ありました。

住む前は「見た目や機能」などが気になりがちですが、
住んでからは「メンテナンス関係」がかなり気になってきます。
(実際に掃除などやるから)


設計士さんから
「B案の方がカッコ良いですが、A案の方が掃除やメンテがしやすいですよ」

と言われたら、見た目でなく掃除やメンテが楽なほうを選んだほうが住んでからの満足度は高いと思います。


とても綺麗にお手入れされた外構。
「緑を育てている=手間をかけている」ことに人は魅力を感じるんだと思う。





I様ありがとうございました。

久しぶりの会話が楽しくて長居してしまいました!

TちゃんもA君も良い子でいてくれてありがとう^^
(もっと遊びたかったよ!)


これからも宜しくお願いいたします。

豊かな暮らしを見させて頂き、幸せな気持ちを分けて頂きました。


-「超高断熱の小さな家」escnel design-


【関連記事】................

【お客様の家】築2年のT様邸に訪問①「自然素材の経年変化」

【お客様の家】築2年のT様邸に訪問②「住んでからの感想・反省」

【お客様の家】築半年のY様邸に訪問①「家具が置かれた生活の様子。」

【お客様の家】築半年のY様邸に訪問②「住んでからの感想・反省」

0 件のコメント: