2020-05-10

【秘訣】杉板のシルバーグレー化。case.S邸リノベーション築1年半


ゆうです^^

エスネルデザイン設計1棟目のS邸リノベーションの外壁が、良い感じにシルバーグレー化してきました。


経年変化が楽しめる家。

自分も、子供も、成長・変化していくから楽しい。

変わっていくから、今を大切に思える。

『時と共に変化する』ことは、愛着が持てる家の秘訣かもしれません。





最近、2歳半の息子の成長が著しいです^^

いろいろな言葉をしゃべるようになり、行動範囲も広がりました。

背も伸び、顔立ちもハッキリとしてきました。


赤ん坊の頃も可愛かったですが、今もとても可愛い。

「変化」していくから面白く、愛情が増すんですよね。

これからの成長もとても楽しみです♪





さて先日S様邸に伺いました^^

杉板無塗装の外壁が、良い感じにシルバーグレー化していたのでご紹介します。


完成時のS様邸。

変化前の木色の杉板もとても素敵。

張りたての杉板はほんのり赤味があり、赤ん坊の肌のよう。

完成時には赤味が引き、黄色味が強まる。

工事時の変化の様子もとても面白い。


築1年半が経った杉板外壁。(南面)

紫外線と雨による退色が進み、徐々にシルバーグレーに^^


完成時は、ある意味「新築っぽい」木色が心をワクワクさせてくれる。

新車を買ったような、旅館に泊まるような、これまでの暮らしと異なるものから得られる高揚感。

そしてそれは暮らしていく中で、だんだんと馴染んでいく。

心も、杉板も。


家が自分たちのものになっていく。

そんな変化がとても面白い。


街並みや空や緑にも馴染んできた。

新しく建てる家は『街並みから浮かない家』でありたい。


東面の経年変化。

杉板の「縦張り」「横張り」のコントラストが楽しめる。

杉板は普遍的で非常にシンプルな素材。

なので注意しないと、時間が経ったときに「古く」見えてしまう。
(それもそれで素敵だが)

『シンプルだけれど、古びないデザイン』を。

杉板の幅、張り方、押縁ありなし、外壁の凹凸、、、

シンプルほど奥が深い。

「単純」ではなく「深い検討を越え、整理整頓されたもの」でありたい。


角地であることを意識し、杉板の張り方や凹凸に変化をつけた。

1年半経った今は「退色」の時期。

杉板の最初の変化は「木色が抜けて徐々に白っぽくなっていく。」

その後、グレー化が強まっていく。

渋さが出てくるのはこれから♪


屋根のかかる玄関周りは雨の当たりが少ないため、木色が残る。

「なぜ色が残る部分と変わる部分があるのか。」

「方位によってグレー化の程度が異なるのはなぜなのか。」

そんなことを子供と一緒に感じていければと思う。


高断熱の木製玄関戸。

玄関戸は「外敵を妨げる堅牢なデザイン」ではなく「友を招く親しみあるデザイン」でありたい。

日と影が映る壁に心が躍るのは、壁が自然素材だからかな。


緑もよく合う。



................


自然な暮らしを。自然な感性を。


S様、今後の杉板の変化も楽しみですね^^


また伺わせて頂きます♪


【S邸Web内覧会⑥】「プロ撮影による完成写真たち。」
【杉板についてのオススメ記事♪】................

【秘訣】「おすすめ外壁は板張り。」35年間のメンテ・費用を考える。
【秘訣】杉外壁のメリット・デメリット「メンテ・目地/腐朽・クギ浮き」
【お客様の家】築2年半の杉板外壁の経年変化〈T様邸〉
【秘訣】杉板「水漬け実験」半年経過後報告。意外とカビない!
【秘訣】杉外壁の経年変化「柏崎の海沿い探訪」。
【想い】「杉板の街並み復興プロジェクト。」未来につなげる風景を。
杉板外壁について2 : 設計事務所と長く愛せる家を建てる


-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-





................................................

村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表

新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。

趣味:家族旅行・カフェ巡り・夕日ドライブ・息子と娘と遊ぶこと♪


メッセージはメールインスタからどうぞ^^

0 件のコメント: