2018-07-20

新潟観光大使。56『古道具屋「オブラート」さん at 柏崎。』


ゆうです^^

先日、柏崎であるアンティークショップを知り、伺って来ました。

oblaat(オブラート)さんです。

古い倉庫をリノベーションした店内は優しい光に溢れていました。




オブラートさんは柏崎の松波にあります。

アンティークショップというより「古道具屋」さんと言ったほうが近いかと思います。
(微妙に優しく懐かしいニュアンス。)


画像はoblaatさんブログより。


白根のカフェ「シロネプレッソ」さんで2018.4まで「古い道具と器展」を開かれていた。


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オブラートさんのお店。
店舗であることすらオブラートに包まれているような慎ましい外観。



実は、リノベーションをされている最中に何度か前を通ったことがあった。

「いいなー」

「素敵なお宅だなー」

(出来ることなら見学したいなー、でも無理だよなー)

と諦めていたら、なんとお店だということで知った翌日に伺わせて頂きました^^

白塗りの板張りがとても素敵。

よく見ると名刺大の看板が(いや、名刺が)
(おそらく、日本最小の看板ではないか。)

窓にも。
(カーテンがまさにオブラートのよう)





(勇気を出して)いざ、店内へ。


古道具が並ぶ店内。
ちょうど西日時でとても優しい光で溢れていた。

古道具が醸し出すこの雰囲気に余計な説明は不要ですね。






まんなみ設計室さんの「中庭の家」のフライヤーがありました^^
(後日見学させて頂きましたが素晴らしいお宅でした。)

店主の木浦(このうら)さん。
とても優しい方でちょっと寄るだけのつもりが気づいたら小一時間話していました^^

古道具を集めることが好きで「いつかお店を出したい」と考えていたところ、ちょうど良い物件がみつかり、リノベーションして2017年に開業されたとのこと。


店名の「オブラート(oblaat)」の由来は、

響き、「aa」が重なる字面。
半透明なオブラートのような空間でありたい。
という意味、、などから。




そして、圧巻はお店の天井。


「トラス小屋表し」。
元々倉庫だったため、内部に柱がないトラス構造だったものをそのまま活かされていた。

これがムード出まくり。
建築好きにはたまらない空間でした。

梁、錆びたボルト、屋根下地がそのまま。
(→断熱材なしということ)

安藤忠雄建築のような「厳しくも凛々しい」衝撃を受けました。

配線表し(RC用鉄管)もとても良い雰囲気。
「リノベーション」されたことが伝わるデザイン。

大きな古道具(商品)は小屋裏に置かれていた。



壁に取り付けたれた古い棚。
新築では出せない凛々しさ。
「リノベーション」した建物に「古道具」を置くから様になる。

「時間」によってしか作り出せない空気感。

「永遠の憧れ」とでも言うような、ノスタルジーに似た哀愁を感じる。



オブラートさん、とても素敵でした。

空間の中にいるだけで幸せを感じられました。







僕も新築住宅を設計する際には、

何十年も住み続けてもらえるような

その後もリノベーションしてまた違う誰かが住みつないでくれるような

そんな「愛される」家を設計したいと考えています。


oblaat

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