ゆうです^^
「丘の上に建つK様邸」その②です。
今回は内部をご紹介。
土間コン床や障子の間、塗り壁と自然素材で作られた家はなんとも言えない柔らかい空気がありました。
※前職時の御宅なので局所写真のみ紹介させて頂きます。
その①はこちら↓
【リンク】
土間コン床と広がる緑の景観。
「高台+向かいに公園(南向き)」というとても恵まれた敷地。
大空間に重厚な構造材が走る。
吊るされた板張りのレンジフードも主役の一人。
キッチンのステンレス天板とタモのカウンターと取り合い。
厚みのある板を取り合い部分だけ薄く見えるよう削り、シャープにスキっとなるよう設計した。
(オイル、シーリングはこれから)
素材同士を上手に連続させること、融合させること。
「神は細部に宿る」
の言葉を胸に「良い」と思える設計をしていきたい。
造作キッチンには幅60cmの食洗器(リンナイ製※国産最大)が入れられた。
キッチン背面収納はサッシとカウンターが一体となった納まり。
→スッキリしていて光がカウンターにきれいに伸びる。
照明は梁にライティングダクト横付け。
角度変更・増設・交換も容易なシンプルなスポットライト。
客間でもある和室。
3方紙障子で囲われた行灯のような抽象的な空間。
照明も和紙製(イサムノグチ「AKARI」)。
障子の桟の幅は最小限の6mm。
空間の繊細さを追求した。
障子には職人技が詰まっている。
紙を張り替える手間はあるが家に障子があると(特に子供が)学べることはたくさん。
障子のデメリットを上げるならば「開口全てを開らけないこと」
(写真のように開らけるのは半分まで)
『開く間(リビングなど)』と『閉じる間(和室など)』を意識して障子は使い分けたい。
引き込み壁を作り全開口を可能にしたT様邸。
2階へ................
天井高を抑え梁を表した書斎。
造作の本棚と作業テーブル。
「勾配天井+梁表し」は気密断熱施工がシビアになる。
デザインだけでなく施工を意識した納まりが必要。
そして、設計士が現場で監理することが重要になる。
2階からの景色。
キャットウォーク。
2階に設けた窓から光がリビングに広がるよう設計された。
その他................
ガス乾燥機の「乾太くん(リンナイ)」
使用経験はないが「とても便利」と言う声をよく聞く。
屋外への排出筒が必要になるので取付るなら新築時がベスト。
(気密防水処理が絡むため)
定番の床下エアコン。
「高断熱+床下エアコン」は現在考え得る最上の暖房方法。
快適性はもちろんのこと、イニシャルコスト・ランニングコスト・メンテナンスコスト等のバランスがとても良い。
ただし、
・床下の暖気をムラなく拡散すること。
・空調経路である床下の掃除がしやすいこと。
・床下エアコンに適当なエアコン選定。
・適切な設置位置(運転音の問題)。
・室内干しとの相乗効果。
、、、
など抑えておくポイントは多く、採用するには知識や経験が必要になる。
大容量の収納になる床下空間。(高さ1.2m)
高床仕様は収納だけでなく
・構造材を地面から話すことで防腐防蟻性を高めること。
・床下エアコンの暖気をムラなく広げること。
(+空調経路となる床下の掃除が出来ること【重要】)
・配管等のメンテナンス(災害時に自分で確認が出来ること)
・洪水リスクのあるエリアでは床上浸水対策。
(+子供の隠れ家?大人も!?)
、、、
など幾重にもメリットがある。
(エスネルデザインでは標準採用)
木製手作りのペーパーホルダー。
手で触る部分が木製だと見た目も優しい。
切り取り部もペーパー固定部も全て木製。
外壁も内装も木を多用したK様邸にはピッタリ。
................
紹介はここまでとしますが、まだまだK様邸には見どころがたくさん。
3時間程滞在しましたが、設計に携わった素敵な家が完成し感無量でした。
K様、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
独立祝いに頂いたタオルも大切に使わせて頂いています。
観光などで家族で近くに寄ることが会った際にはご挨拶させて頂ければと思っています。
今後とも何卒宜しくお願い致します。
-「超高断熱の小さな家」escnel design-
工事中の様子も面白いです。(監理は僕が伺いました。)
(師匠のブログより↓)
上山の家 構造耐力壁の工事監理
K様から頂いたタオルの思い出はこちら^^
初めての独立祝い『今治タオルと五日町の家。』
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【お客様の家】「丘の上に建つK様邸」①外構・板外壁・造作ポスト。
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