2019-05-03

【OSのエスネル‐03】プラン修正打合せ「お客様と一緒にプランを作る愉しみ。」


ゆうです^^

OSのエスネルプランの修正が進んでいます。

提案した内の「プランA」か「プランB」か。

その他にも、駐車計画ベランダのありなしなど、S様の声を聞きながらプランがどんどん進化していっています^^





今回の打合せは新潟市西区の元町珈琲さんにて^^
(S様に教えて頂きました♪)


モーニングセットを頂く♪


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この日までにS様とプランに対して何度もメールのやりとりをしました。


「車3台分の駐車のため、西側に縦列駐車できるスペースを設けたい。」


「家庭菜園を北側で行いたい(→日当たり要確認)。
 菜園以外にも、夏はプール、冬はかまくら作りなど、色々遊べると良い。」


駐車スペース、家庭菜園スペース、家の配置・プランを複合的に数パターン検討する。

「将来的なカーポートの設置」「将来成人したお子様が車で帰省する」などのケースも想定しながら検討を進める。

車の出入り、自転車の出入りなど、より良い配置を検討する。



また、北側の家庭菜園への日当たりを3Dパースで確認しました^^



プランAとBに対しての感想も。

ープランAについてー

「キッチンから子供がいる畳スペースがよく見えるのは安心。」

「キッチン+畳コーナーはワイワイと賑やかな場所。
 階段脇のスペースは落ち着ける場所。として使い分けるとバランスが良いかも。」

「階段脇スペースは低い棚を巡らせてこもり感を出すと良さそう?」

ープランBについてー

「畳スペースが独立しているのは良いけど、キッチンから子供いる畳スペースが死角になり少し心配。」

「階段を上がってすぐにリビングで、無駄がない感じ。」

「東側(公園側)の窓の近くに寝転がりたい。
 が、階段があるとその分近づけない。少しもったいない気もする。」

「今のところ、プランAの方が優勢かなと思いました。」


など、打合せ前にすでに感想や要望を聞いていました。
(→打合せがとてもスムーズ♪)


そしていざ打合せ!



「2階にトイレはいるかどうか」

「ダイニングテーブルからテレビが見えたほうが良いか」

「食器棚などキッチンまわりの収納はどこに仕舞うか」

「物干しスペースは十分か。洗濯機は乾燥機能を使うかどうか」


などS様ご夫婦と一緒に話し合いを進めていく。
(事前にある程度メールで伺っていた)


「あぁでもない。こうでもない。」

「あっちを立てればこっちが立たず。」

「自分たちはなにを優先したいのか。」


こういった話し合いの時間が、家に住んでからの満足度に大きく影響するため、ゆっくりと時間を掛けて打ち合わせをしていきます^^




打合せで愉しいのは

建て主様の声を聞きながらプランがより良くなっていくこと^^

まさに「建て主様と一緒に家を作り上げている感覚」があります。


今回の打合せでもプランに大きく2つの進化がありました^^




1つ目は、
トイレの位置を廊下突き当たりから子供室の間に変更すること。

それにより、東からの午前の日差しを中廊下に入れること、公園の景色を取り込むことが出来る。

「子供室はもっと小さくて良いです」というS様のご意見により新たに生まれた案。

プランAはトイレが東側を塞いでいる点が△だったがこの変更により解決される^^

「フィッシャー邸のような廊下の先の窓(その先の自然風景)を。」
という想像が頭の中に浮かんだ。(2012訪問。アメリカ)

(より素敵な写真はこちらのサイトをご参照→クリック


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2つ目は、
ベランダを設けること。



はっきり言うと、エスネルデザインでは

「ベランダ」は積極的には勧めていません。

ベランダのご要望があった場合は非常に慎重にお話を伺います。


なぜかと言うと、

僕の実家がベランダから雨漏りしたから(T_T)

修繕にお金がかかりました。

ベランダ下の和室の天井は今でも水染みが残っています。



そして、高断熱の家は冬でも室内干しで洗濯物が十分乾くから。

【お客様の感想】超高断熱住宅の「洗濯事情」。


また、ベランダやウッドデッキは「作ったは良いけどほとんど使っていない」という話も良く聞きます。

また、ベランダを作れば「工事費」「メンテナンス費」もかかってきます。


お金をかけて作ったけど、使っていない上に、漏水のリスクがあり、メンテナンスにもお金がかかる。

となったら踏んだり蹴ったりですよね(^^;)

そうならないよう十分に話し合いを重ねていきます。



ベランダを設計する場合、エスネルデザインではいくつか条件を設けています。


①ベランダ下が室内でないこと。

→万が一の漏水の際に雨水が室内に浸入しづらい。


②スノコ状のベランダであること。
(雨水を溜めず、透過させるタイプのベランダであること)

→スコノ状でなく防水処理タイプのベランダの場合、定期的なメンテナンスが必要になる。
 下地に浸水しないようにひび割れなどがないか定期点検も必要。
(それでも問題ないという方はOK)



そして、一番の条件が、

③ベランダでなにをするかの具体的なイメージを持っていること。

→「なんとなくベランダを」では高確率で使われなくなる。
 「これをするためにベランダが絶対に必要なんです!」という強い動機がすでにあることが重要。



以上を満たせればベランダを設計させて頂きます^^

(もちろん満たさなくても強い要望があれば設計します)


ここまで厳しく条件を設けている理由は建て主様にとって、住んでからの負担にならないように。

(我が家の二の舞にならないように(^^;))



そして、S様はこれらのハードルを越えてきました!


「ベランダから公園を眺めるんです。」

という強い動機もありました。


僕もベランダから公園を眺めてみたい!

外でコーヒーを飲みながらぼーっと空を眺めてみたい!


S様の情熱に負けました。

条件①、②もクリアすることとして、OSのエスネルには高確率でベランダがつくことになりそうです^^



ここまで言っておいてアレですが、、


ベランダとっても楽しみ^^!!

2階のベランダから公園の緑と空とその先の山々を望む。
最高ですね。



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打合せを重ねるに連れてプランがより良くなっていきます。

僕の作成したプロトタイププランが建て主様によってどんどんチューンナップされていくような感じです^^

僕一人の案ではベランダは生まれませんでした。


建て主様とお話をしていると「新たな気付き」も多くとても刺激を受けます。



S様、次回の打合せも楽しみにしています^^

今後とも宜しくお願い致します。



-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

フィッシャー邸平面図。


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村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表

新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。
趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。



メッセージはメールインスタからどうぞ^^


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