2019-09-01

【網川原のエスネル‐32】「塗装・洗い出し土間・木製外部階段。」家を設計するとは


ゆうです^^

網川原のエスネルは、塗装工事が始まり、洗い出し土間が仕上がり、木製外部階段の製作が進んでいます。


AEP塗装の良い緊張感と、木の暖かみが織り合った優しい空間が仕上がっています。





網川原のエスネル9/7(土)・8(日)完成見学会を開催します。

詳しくはコチラをご覧ください^^

【見学会】「網川原のエスネル完成見学会開催!」予約開始+見どころ紹介!

日の当たる南面(8/5 9:40)。
2階の屋根や大きな下屋が夏の日射熱を遮ってくれている。

玄関ポーチの土間コンクリートが打たれた。

洗い出し仕上げ。
あえて荒々しく仕上げてもらい、砂利や植栽との調和を考えた。
(滑り止め効果も兼ねる)


塗装工事も始まった。
まずはクギ穴・目地をパテで埋め、平滑に仕上げていく。

木部との取り合いは養生(マスキング)をし、下塗りから。

出隅は特に気を遣いながらパテで角を出していく。
これが綺麗な窓周りを作り上げる。

塗装屋さんの道具たち。

エスネルデザインの標準色はオフホワイト系。

寒々しくならないよう、緊張感の中に暖かみを混ぜる。


白の空間にアウトセット引戸の鴨居(ツガ)が映える。

巾木は最小限寸法。
綺麗さと施工性・コストのバランスを考慮。


トイレの窓から良い光が入っていた。

この窓は見学会での見どころのひとつ^^
トイレの引戸を閉めなくて良いよう間取りに工夫を施してある。
(リビングから視線が外へ抜ける)


キッチンの側板の製作もスタート。

担当は道川大工さん^^
(手間のかかる部分、ありがとうございました)

壁に棚の原寸図を書き、確認。
バランスを見て、棚の出を現場で調整。

家具のようなキッチンが良い感じに出来上がってきています^^
(家具屋さん製ではなく、大工さん製なのがポイント)

跳ね出し階段も徐々に出来てきた!

浮遊感のある階段板。

小さな家にとって階段の位置はとても重要。

動線を分断しないか。スペースを取り過ぎないか。
上手く空間に馴染ませられるよう検討を繰り返した。

この階段のアイデアはサトウ工務店さんの「タトウノイエ」から。
(サトウさんありがとうございます^^)

ケンチク探訪♪ 15『東中島の家(加藤淳さん)・タトウノイエ(サトウ工務店さん)見学会。』


跳ね出し階段は壁から段板が出るので、気密処理が大変。
一段一段、丁寧にテーピングして頂いた。
(中村大工さんありがとうございます)


木製外部階段も出来上がってきた^^
杉やホワイトウッド等ではなく、耐久性のあるウエスタンレッドシダーを使用。

大工さんの手仕事により木が組まれていく。


パッキンで土間から浮かせることで、木が水を吸いづらいよう配慮。

新旧の木製外部階段。
仮設階段くん(左)、今までありがとう!

木製外部階段の図面。


木製外部階段のメリットは

・風合いが良い(木の外壁と馴染む)。

・下部を外収納に使用できる。
(子供自転車、冬タイヤ、除雪用具、菜園道具など)

・基礎立ち上がりにシロアリの蟻道が出来ていないかを目視点検できる。


代案は「コンクリート階段」。

メリットは、
・木製よりもコストが低い。
・耐久性抜群。
(シロアリの蟻道を目視点検できるよう配慮必要)

見た目の好みもあります。


完成!
これからルーバー+扉が付く^^





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エスネルデザインの家は、大工さんの手仕事が主役です。


大工さんの技や汗をもっと知ってもらいたい。


そしてその分、家に愛着を感じて頂きたい。


それは、建て主様の幸福感につながり、ひいてはその家の長寿命化につながっていく。


設計士は、図面を書いて現場を見て終わりではなく「その先」まで設計するものでありたい。



「設計」「監理」そして「発信・伝える」。


それが広義での「家を設計する」ということだと考えています。



-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-





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村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表

新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。
趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。



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