ゆうです^^
世界一周の旅中の建築スケッチを紹介します。
東欧(オーストリア・チェコ)は2012年の10月上旬頃滞在。
世界遺産であるミースのトゥーゲントハット邸やフンデルトヴァッサー建築などを巡りました。
建築ノート(白)より。
ここは僕ではなく旅行業界で働いていた相方の希望で訪れた街。
相方は会社の先輩から
「東欧に行くならハルシュタットは行っておけ。」
と助言を受けたそう。
街自体が世界遺産。
山と湖に囲まれ、時間が止まっているような、ここだけ別世界のような、とても神秘的な空間だった。
建築からも自然からも大きな刺激を受けた。
(設計:アドルフ・ロース。1911.ウィーン)
「装飾は罪」 と唱えたロースの建築はモダニズムの先駆けとなった。
ウィーン郵便貯金局。
(設計:オットー・ワーグナー。1906.ウィーン)
「機能主義的建築の父」と呼ばれるワーグナーの代表作。
建築家ではない「芸術家」であるフンデルトヴァッサーが建てた建築で、しかも公共建築。
「自然に生きること。」
「自由に表現すること。」
「植物との関わり方。」
など非常に大きな刺激を受け、連日訪れた。
「表面的なデザイン」と捉えられることも多いと思われる。
しかし、その奥にある思想に触れたとき、ある種「建築」を超えた感動を感じることが出来た。
自然界に直線はない。直角もない。
合理から来るデザインが美しいのか、自然から来るデザインが美しいのか。
フンデルトヴァッサーから問いかけられているような気がした。
外観画像を見るだけでも面白いと思う。
フンデルトヴァッサーハウス - Google Search
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トゥーゲントハット邸(世界遺産)。
(設計:ミース・ファンデル・ローエ。1930。チェコ)
戦争と運命を共にした建築。
個人所有→ドイツ管理→ロシア管理→チェコスロバキア管理。
チェコスロバキアの解体時にはこの邸宅で調印式が行われた。
モダニズム建築の代表作のひとつ。
完成から90年が経とうとする今もそのデザインは色褪せることはなく、今も未来のデザインのよう。
機会があれば写真と合わせて記事を書きたいと感じている建築のひとつ。
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有名な建築家は数いるが、歴史に残る建築家に共通することは「強い信念・思想」が建築に込められていること。
それは、見た目などを超えたもので。
「建築を通して世の中を変える。」
「建築を通して世の中を変える。」
「思想を持つ。」
という姿勢は、エスネルデザインにつながっている。
旅から数年が経つ今もそれをゆっくりと育てている。
今、思い返しても大きくかけがえのないものを学ばせてもらった時間だった。
-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-
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エスネルデザイン代表
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