ゆうです^^
先日、ある方から
「新築にして携帯の電波が入りづらくなった。」
という話を聞きました。
(私が携わっていない会社で建てられた方)
なにが原因なのでしょうか。
原因を知ることで事前に対策が出来るかもしれません。
現時点での推測と考察を簡単にご紹介いたします。
今回の内容は、
・推測の域を抜けないこと。
・環境により程度に差があること。
(基地局からの距離、周辺の建物などの影響)
などから参考程度にお聞き頂ければ幸いですm(__)m
(材料批判等の意図はありません)
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さて、以前からたまに「新しい家で電波が入りづらい。」という話を聞くことがありました。
およその原因は、
住宅を包む「金属」にあると考えられています。
金属は電波を遮ります。
そして、近年の住宅には外皮に金属が使われることが増えてきています。
「住宅に金属?電波を遮断するほど?」
と思われるかもしれませんが、目に見えない状態で金属膜は住宅を包んでいる場合があります。
なぜかと言うと、
近年の高断熱化に伴い、「遮熱」に有効な製品が出てくるようになりました。
(アルミニウム膜をコーティングした防水紙など)
正直に言いますと、
僕はまだ遮熱製品の有効性を正確に把握していないため、積極的に遮熱製品を勧めてはいません。
(遮熱材単体であれば有効でしょうが、実際は、遮熱材の外に外壁があったり、内に断熱材があったりと複合的な状態での遮熱効果の程度、コストパフォーマンスの検討などが非常に難しいため。)
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ただ、現時点で把握していることがあります。
それは、
遮熱材は携帯電波の入りづらさに影響を与える
ということ。
これは、実感されている方からの言葉などからおよそ間違っていないと感じています。
※ただし、程度によります。
そのあたりは最後にまた。
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そもそも外壁から電波を受信することは想定されていないのかもしれません。
ドコモさんのHPによると「電波はおもに窓から入ります。」との記載がある。
そして、こういった記載もありました。
近年の住宅の窓は断熱遮熱化が進んでおり、
Low-Eガラスという反射性の高い金属膜をコーティングしたガラスが使用されています。
(良識あるメーカーはほぼLow-Eガラスを標準採用していると思われる)
熱損失を減らすのにLow-Eが効果を発揮するのですが、電波も多少反射していると思われます。
YKKAPさんのLow-Eガラスの記載ページ。
網川原のエスネルももちろんLow-Eガラスのもの。
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また、
近年、屋根や外壁に金属を使用した住宅も増えてきています。
もしかすると、それらの影響もあるのかもしれません。
網川原のエスネルの屋根も金属(ガルバリウム)。
ただし、外壁は「杉板」+「遮熱防水紙ではない防水紙」を採用。
防水紙は家を包むように施工されるため、遮熱防水紙の場合、電波への影響が大きい可能性がある。
※ただし、遮熱防水紙は「耐久性が高い」など他のメリットもあるため、一概に良し悪しを言い切ることは出来ない。
【網川原のエスネル‐22】3次防水屋根完成!「ゴムアスルーフィング・雪止めアングル・棟換気。」
【余談】................
遮熱防水紙がどれほど電波を遮るのかの実験として、遮熱防水紙で携帯を覆って電話を掛けてみたら問題なく掛かりました。
しかし、ネットで簡単に調べて見てみると、ガッチリしっかり覆わないと正確な実験はできないようで不発実験でした、
参照したウェブサイト↓
[スタパ齋藤のコレに凝りました「コレ凝り!」] アルミホイルの電波遮断能力ってスゴいな~!
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最後に。
「金属が悪い」「遮熱材が悪い」とは言いません。
というのは、全ては程度によるから。
詳しくないので推測ですが、
元々電波が入りやすい場所であれば、金属等の影響があっても不都合なほど電波が入りづらくなることはないかもしれません。
(逆もまた然り)
また、電波が入りづらくなったとしても電波増幅器などで対処できる範囲内かもしれません。
また、今後、強い電波に変わっていき、金属等の影響は少なくなるかもしれません。
材の影響の程度も周辺環境も様々であるため、断定的なことを言うとこは出来ませんが、現状の一端をご紹介させて頂きましたm(__)m
-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-
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エスネルデザイン代表
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