ゆうです。
エスネルデザインは少し変わった設計事務所です。
どう変わっているかと言うと、
新築することを勧めていません。
住宅専門の設計事務所なのに。
それには理由があります。
僕は、世界一周の旅を経て(おおげさですが)人生観が変わりました。
ざっくり言うと、
人生は
物質的・経済的な幸せよりも、精神的な幸せのほうが遥かに重要である。
(=命が終わるときに自分自身が満足できる)
ということを身を持って学びました。
世界を回っていろいろな暮らしを見ました。
ざっくり言うと、
貧乏でも、家がボロくても「暮らしている人が日々笑顔ならば幸せ」なんだ。ということ。
逆に、
お金を持っていても、家が立派でも「日々の生活や人間関係にゆとりがなければ不幸せ」なんだ。ということ。
世界を旅して、
「もっと暮らしはシンプルで良いんだ。」
「幸せは物質的なものから生まれるわけではないんだ。」
と感じました。
物質的なものよりも
「家族と過ごす時間」
「収入と支出のバランス」
(固定支出に追われない暮らし、身の丈にあった暮らし)
が幸せを作るポイントなんだ。と感じました。
これは「外に触れてみないと」リアルに感じづらいものだと思います。
日本は単一民族国家で、どうしても隣人と比較しがちな環境にあります。
価値観も人生の流れも単一的です。
そうなると、どうしても物質的なもので幸せを追い求めてしまいがち。
(物質的なものは比較しやすいから。)
でも「幸せはそこではないんだ」と。
超ざっくり言えば「家はなんでも良い。」
家は手段でしかない。
重要なのは「家族が笑って日々を過ごしていること。」
そこから逆算して「欲しい暮らし」を考える。
だから「新築ありき」でなくて良い。
地元にいるなら親の家で「二世帯暮らし」を検討してみても良い。
「中古住宅」を検討してみても良い。
「マンション」を検討してみても良い。
ポイントは「選んだ住まい方によって家計が苦しくならないこと。」
家計にゆとりがあれば「精神的な幸せ」に近づけます。
「家は建てるな。」
これがエスネルデザインからの最初にして最大のアドバイスです。
しかし、そうは言ってもなかなかベターな住の選択肢がないのが現状です。
新築にせよなんにせよ、住まいに求める究極のポイントは
「安全・安心」
「住みながらの出費が少ないこと」
中古住宅や二世帯暮らしをすることで「住みながらの出費を抑えること」は可能です。
しかし「安全・安心」、
具体的に言えば「地震時に命の危険がないか」と「冬、寒くないか」が満たされていない場合があります。
断熱性・耐震性に問題のない良質な中古住宅はまだまだ少なく、親の家がなければ二世帯暮らしも出来ません。
そうなると「新築」が選択肢に上がってきます。
新築を検討する前に思い出すべきことは
「物質的・経済的な幸せよりも、精神的な幸せのほうが遥かに重要」
「家は手段でしかないこと」
住まいに求めるものは
「安全・安心」
「住みながらの出費が少ないこと」
ということ。
端的に言えば『家はこだわりすぎなくて良い』ということ。
具体的に言えば、豊かな暮らしのために家に必要なものは
「耐震性」
「断熱性」
「資金計画」
それを叶える手段として、
「構造計算」+「公的な証明」
「断熱設計」+「工事監理」
トータルコストを抑える「小さな家」
それだけ満たされていれば家は十分。
格好良い家が目的ではないのだから。
叶えたいのは『ゆとりある豊かな暮らし』
具体的に言えば、
「地震時の損傷が少なくて」
「冬、暖かくて」
「住みながらの出費が少なければ」
ゆとりある豊かな暮らしはもうすぐそこ。
建築(ハード)出来るのはここまで。
あとはそれぞれの家族の日常(ソフト)が豊かさを作り出す。
つらつらと書いてきましたが、
エスネルデザインはこのような思考の流れから住宅を設計しています。
「新築を勧めない」ことから家づくりを始める住宅会社は他にないと思います。
世界一周して感じた「幸福観」がダイレクトに設計思想に反映されています。
エスネルデザインの家は「僕」が建てたい家です。
僕は格好良い家は要りません。
僕は「安全で」「冬、暖かくて」「住んでからの出費が少ない」家が欲しい。
なるべく余計なお金はかからないようにしたい。
(イニシャルもランニングもメンテナンスコストも)
借入金額(月々の返済額)を少なく抑えられれば、日々の家計に「ゆとり」が出来る。
ゆとりが出来れば「時間」が出来る。
時間が出来れば、家族で遊びに行く「余裕」も生まれる。
(経済的にも精神的にも)
それが「幸せ」の正体なんだろうと。
それを実現するための暮らしづくり。
それがエスネルデザインです。
「僕」が「僕の豊かな人生」を実現するために作った会社がエスネルデザインです。
そして、僕と同じように考えている方はいると思っています。
多数派ではないが確実にいる。
しかし今、このような考えでサービスを行っている住宅会社は多くはない。
しかし、僕は勧めます。
僕は僕と同じように考えている方に向けて仕事をしていきます。
それが「建てられる方の幸せな暮らしを作る」と本気で信じているから。
それが「多くの人の幸せな未来につながる」と思っているから。
最終的には「日本中でより豊かな暮らしが実現出来る」と思っているからです。
-「超高断熱の小さな家」escnel design-
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