2018-06-13
楽しみながら共に作る家づくりを。『複数のプランを提示する』
「ワクワクして楽しみながら共に作り上げる家づくりを。」
という想いがあります。
マニュアルに沿ってオートメーションに進む家づくりではなく、
建て主様それぞれの好みや価値観に合った進め方が出来ればと。
具体的には
『プラン(間取り)を複数案提示したい。』
というこだわりに近い想いがあります。
現在(おそらく多くのメーカーで)営業マンがプランを作成しています。
設計士ではなく。
それはスピードや手間を削減するため。
家づくりは非常に複雑です。
特に注文住宅はフルオーダーメイドなのでとても手間がかかります。
そのため、利益を上げるため「いかに手間を減らせるか」ということが多くの会社でテーマになっていたりします。
それ自体は悪いことではないのですが「プランを営業マンに考えさせる」ということはやりすぎかと思っています。
私も20代前半の頃は住宅営業マンをしていましたが、構造の理解も浅いままプランを考えていました。
そうすると、無茶はしたくないので「無難」なプランを心がけることになります。
(後で「構造的にこれは無理だよ」とならないため)
「これではダメだ。(良い家を提案することは出来ない)」
と思い、営業から設計へ転向することを決意しました。
(→師匠の設計事務所に入所)
................
前置きが長くなりました。
今僕は、
『ワクワクしながら世界にひとつだけの「我が家」を共に作っていきたい。』
という想いがあります。
「手間を掛けるところは掛け、家づくりそのものを楽しむ。」
そういったことがしたく、個人の設計事務所を開業しました。
そのためのアイデアはいくつもありますが、そのひとつが
『プラン(間取り)を複数案提示する。』
というものです。
「間取りを複数案提示する」ことは住宅業界では一般的ではありません。
それは
「手間がかかる」ということもありますし、
「建て主様が迷ってしまう」ということもあるでしょうし、
「この敷地にはこのプランがベストです。」
と自信を持って1案を提示するのが設計士のあるべき姿である。
という観念もあると思います。
しかし、僕は(選択肢が複数とれる敷地ならば)複数のプランを紹介したいと考えています。
理由は、
(事前に要望をヒアリングしてからプランを考えますが、)
「建て主様自身も自分の要望に気付いていない場合があること。」
「敷地の可能性をわかりやすく示してあげたいこと。」
(採光、庭とのつながり方、隣家との関係など。)
そしてなにより
「一緒に楽しみながら悩んで頂きたいこと。」
最後のが一番の理由ですね。
「間取りを悩むこと」こそ家づくりの醍醐味!
家づくりで一番楽しい部分です^^
(ちょっと違うかもしれませんが)
洋服を買いに来たらあれこれ見て試着したくなりますよね。
車であってもいろいろな車種を試乗してみたくなりますよね。
文化祭も、本番より準備のときのほうが楽しかったりしますよね^^
そんな「ワクワク♪」を一緒に共有しながら家づくりを進めていければ幸せだなという思いがあります。
(僕一人プランを考えながらワクワクしているのは申し訳ないしもったいない^^)
プランは「優先順位」を入れ替えるだけで千差万別に変化していきます。
「プランAは家事動線を一番優先したプランです。」
「プランBはリビングでの団欒を一番優先したプランです。」
「プランCは景観・採光を一番優先したプランです。」
「プランDは庭とのつながりを一番優先したプランです。」
、、、
そんな風に考えていくといくつものプランが生まれてきます。
建て主様はそれらのプランを見て比べてみることで、
「あぁ、私(たち)はコレを優先した暮らしがしたいんだ。」
と(自分でも気づいていなかった)真の自分の想いに触れることが出来ると思っています。
(夫婦それぞれの価値観を確認する作業であったり、それらを近づける作業もまた有意義なものだと思います。
住んでから「こんなはずじゃなかった」となるリスクも減るかと思います。)
建て主様(住まい手)と僕(設計士)が一緒になって悩み、楽しみながら、
三歩進んで二歩下がるようなこともありながら、
世界でひとつだけの「我が家」を作り上げていければ素敵なことだなと。
その過程も含めて「エスネルデザインのサービス」としたいなと考えています。
『世界にひとつだけの我が家。』
家族の豊かな暮らしを作るための器です。
急いで作ることはありません。
時間をかけながら、戻ったり進んだりしながら、
その過程が家族の思い出となり、
出来た家が住みやすく、自分の真の希望にあった家であれば
こんなに素晴らしいことはありませんね^^
僕は「家を建てる」仕事に携われて本当に幸せだと感じています。
【複数のプラン提案の実例はこちら。】
設計事務所の仕事『初回プラン提案』‐case.網川原のエスネル‐
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