2017-12-15

【秘訣】突板フローリングの経年変化。


住宅の床材は多岐にわたります。

それらは無垢材突板フローリングに大別されます。

無垢材と突板(つきいた)フローリングはどう違うのでしょうか。

徐々に色あせする突板フローリング。


無垢材は、字のごとく無垢の板でつくられたフロア材です。

無垢材とは、フロア一枚がすべて本物の木の板であるということ。

ヒノキの無垢材の床。無塗装。
写真でも質感や厚みが伝わると思う。





反対に、突板フローリングとは、合板を基材とし、表面に天然の化粧板(突板)を接着剤で張り合わせたものです。



特徴は、

・合板などを基材としてあるので、膨張収縮反りなどが生じにくい。

・ユニット(幅10cmのフロア材が3列合わさったもの)になっているため、1枚1枚張る無垢フロアに比べて施工が楽

安価である。(無垢フロアの1/3以下)

・ウレタン塗装など、表面保護加工がなされている。

などがあげられます。


現在、建てられている住宅のほとんどに突板フローリングが使用されているのではないかと思います。

いわゆる新建材(安い・楽・クレーム少)です。


 
突板フローリングの多くは、天然板の部分はなんと厚み0.3mmほど。



そのため、時間が経つと、、、

厚0.3mmの突板部分がはがれてくる。
(写真は施工から30年以上経過したもの)

はがれてくるのは人や椅子の移動でよく摺れたりする場所。

やはり薄い。




無垢のヒノキのフロアの断面。厚み15mmが全て本物の木の板。



僕は床材は無垢材フロアをお勧めしています。


突板フロアよりも高価ですが、なんと言っても質感が良い。

そして、無塗装で楽しめる。

通常フロア材は、汚れづらく傷つきにくいようウレタン塗装などがされています。

しかし、そうすると、木の質感や吸放湿性は失われてしまいます。

無塗装のヒノキの床をはだしで歩いたときの

あの「サラっ」とした感触。

あの気持ち良さを伝えたい。

そして、時間が経てば経つほど味を増していく無垢材の魅力を伝えたい。


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家の第一印象は床材の質感で決まるのではないか。
(使用される面積もとても大きい)

見た目、手ざわり、香り、、、人間の五感に訴えかける。

特に子供の感性を育てる上で最高の刺激だと思う。

家の質感を上げたい場合、まずは床材にこだわることがポイントだと思います。

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