2017-06-21
S邸リノベーション。00「リノベーションを考える。」
ゆうです。
僕は現在、来年の4月に向けて独立準備をしています。
まだ今は独立していないわけですが、
FPの昆さんから、
「リノベーションを検討している人がいます。」
という話を頂き、現地へ調査とお話を伺いに行ってきました。
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検討されている方は、先日
「子供のケータイ代がやばい、、」
という話を聞かせてくれたSさんです。
Sさんの要望は、
○これからの人生を考え、家づくりにかけるお金は2000万円以内に抑えたい。
(家以外のことにもバランスよくお金を使いたい)
○ローコスト(低スペック)住宅ではなく、光熱費や快適性を考え、断熱性が高い住宅がほしい。
(冬に寒いのはイヤ。また、イニシャルコストだけではなく、ランニングコストやメンテナンスコストも考慮した「家にかかるトータルコスト」を抑えたい)
○家の面積は小さくてもかまわない。
(今、夫婦+中学生の子供2人で25坪ほどの家に暮らしていて不便は感じない。)
○今、築35年以上の賃貸に住んでいて、この家を買うこともできるが、
①「買ってリノベーション」と、
②「解体して新築」と、
③「別の土地を買って新築」で、
それぞれいくらでどんなメリット・デメリットがあるのか知りたい。
(それぞれ、費用、コストパフォーマンス、性能等を比較した上で判断したい)
という要望でした。
正直、僕がお手伝いさせて頂きたいと考えていた要望内容ドンピシャです。
正直、リノベーションは考え方がまだまだ浸透していないので、
「実際にこういう要望の方とお会いできるのは独立して3年以上先かなー。」
と考えていました。
それが、まさか、いきなり独立前にお話が頂けるなんて、、
ただただビックリです。
数年前に偶然知り合うことができた昆さんとのつながりの賜物です。
この機会をくださった昆さんにも、S様にもただただ感謝です。
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具体的な話の前に、「リノベーション」とはなんなのかを。
僕が考えるリノベーションとは、
ざっくり言えば、「リフォームの大型版」で、
リフォームが、キッチン・お風呂・内装など、主に目に見える部分を変えるものだとすれば、
リノベーションは、それにプラスして、
「断熱性の向上」、
「耐震性の向上」、
「間取りの変更」(構造的な壁の移動)
等をメインとしたものと考えています。
「より専門的な知識と経験が必要になるリフォーム」ということです。
「暮らしが根本から改善されるリフォーム」ということもできるかもしれません。
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以前も書きましたが、
これから数年後には、
「新築住宅を建てる」ことは前時代的な考えになっている
と思っています。
豊かな人生を歩む上で、
「中古住宅(または実家)」+「リノベーション」
が、第一に有効な選択肢になっていくと思います。
(そう思いますし、そうならなければならない。
それは、住まいでの家族の思い出を継いでいくため、限りある資源を大切に使うため、日本の風景・文化を未来に引き継ぐため、、)
だいぶ時代を先取りしている感はありますが、
真剣に家づくり(人生)を考えている方は、
真剣に「リノベーション」を考えている。
ということを今回学ばされました。
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S様邸の計画が今後どうなっていくかはまだわかりませんが、
このブログで経過を報告することで、
これから家づくりを考えられる方の参考になればと思っています。
(S様、ブログ投稿のお許しありがとうございます。)