ゆうです。
前回から「S邸リノベーション」がスタートしました。
S様宅の現地調査とヒアリングの話はまた次回ということにして、
今回は「リノベーション」についてもう少し掘り下げてお話したいと思います。
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【中古住宅をリノベーションする場合、
どういったメリットがあるのか。】
大きく言えば、
①新築を建てるよりも低コストで家を手に入れることができる。
②家族の思い出がつまった家に住み続けることができる。
の2つだと思います。
(細かく言えば、そのほかにも、
○限りある資源を有効利用することができる。
○日本の建築・文化・風景を未来に残すことができる。
などもあると思います。)
「費用を抑えるために。」もとても大きな理由ですが、
「家族の思い出を継ぐ。」ことのほうが
リノベーションを選ぶ動機としては
より大きなものになっているのではないかと思っています。
S様も
「今のこの家で子供たちは小学生から中学生までを過ごした。
子供たちにとっては、この家が『実家』になったんじゃないかな。」
とおっしゃっていました。
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しかし、
新築より費用がかかるようでは、
「リノベーションをしてまで、、」とはなかなか考えられないですよね。
それでは、
「新築」と「リノベーション」
どんな家であればリノベーションするメリットが大きくなるのか。
その判断基準をざっくりまとめようと思います。
その①
「基礎に鉄筋が入っていること。」
基礎に鉄筋が入っていない場合、新しく基礎をつくる必要があります。
(鉄筋が入っていない基礎は地震に弱いため)
検討している中古住宅の基礎に鉄筋が入っていない場合、
リノベーションをする場合、余計なコストがかかってしまいます。
旧耐震基準のころ(昭和56年以前)に建てられた住宅だと
ほとんどの基礎は鉄筋が入っていません。
(今住んでいる僕の家も基礎に鉄筋が入っておらず、
中越沖地震のときに基礎が割れて家が下がってしまいました。)
その②
「屋根が雨漏りしていないこと。」
屋根が雨漏りしている場合、屋根をつくり直す必要があります。
これも大きなコストがかかってきます。
特に、複雑な形をした屋根(凸凹が多いなど)の場合、その分コストがかかります。
この2つをクリアしていれば、リノベーションのメリットは十分あると思います。
リノベーションをするメリットが大きい家は、
○基礎に鉄筋が入っている家
○屋根が雨漏りしていない家
その他の目安として、
○築20年~35年ほどの家
○冬、寒い家
○耐震的に不安がある家
○外壁や内壁が痛んでいてリフォームが必要な家
などが、「断熱」+「耐震」リノベーションをするメリットが高い家になると思います。
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リノベーションは、基本的に、
家を、「基礎と柱と梁と屋根」だけ残してほかはすべて撤去し、
ほかすべてを新しくつくりなおします。
・地震に耐える壁(耐力壁)を適切に配置し、
・新築レベルの断熱・気密工事していきます。
それに付随して、
・間取りを変更したり、
・設備(キッチン、風呂など)を入れ替えたり、
・内装を変更したり、
していきます。
その結果、新築する場合にかかる費用の約6~7割ほどで
リノベーションが完了すれば、
「リノベーションを選んでよかった。」
となるのではないかと思っています。
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もちろん
「新築するより費用がかかったとしても、
この家を直して住み続けたい。」
という選択肢もありでしょう。
そこまで愛される家はとても幸せものですね。
そういう家にはきっと、
お金には換えられない家族の思い出がたくさんつまっているんだと思います。
していきます。
その結果、新築する場合にかかる費用の約6~7割ほどで
リノベーションが完了すれば、
「リノベーションを選んでよかった。」
となるのではないかと思っています。
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もちろん
「新築するより費用がかかったとしても、
この家を直して住み続けたい。」
という選択肢もありでしょう。
そこまで愛される家はとても幸せものですね。
そういう家にはきっと、
お金には換えられない家族の思い出がたくさんつまっているんだと思います。
そんなふうに思ってもらえる家になるように願いを込めて
一棟一棟ご提案させてもらっています。