ゆうです^^
先週末に「三条クラフトフェア」に行った流れで、
田上町の「椿寿荘」に行ってきました。
とても好きな場所で、昨年に引き続き2回目の訪問です^^
ーーーーーー(田上町観光HPより)ーーーーーー
屋敷は建坪約140坪、ヒノキを使った重厚な寺院様式でクギを一切使わず仕上げている。
目を引くのは、随所に使われた銘木。樹齢800年の会津欅(ケヤキ)をふんだんに使った玄関と露縁。
菊を透かし彫りした欄間のクスノキの1枚板。
圧巻は露縁のひさしのけたに使われた約20メートルの節ひとつない吉野杉。
大阪から海路、新潟から信濃川をさかのぼって運ばれました。
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売店でチケットを買う。
大人ひとり400円。これであの庭が見られるならとても安い。
巨大な鬼瓦!
立派な格天井(ごうてんじょう)。
格子の中にも格子がある。
相方は昨年に引き続き、来場スタンプを押していました。
建具をはずしてあり、開放感が半端ない。
そして、大広間から見えるこの日本庭園。
たまらない。
庭と室内が一体となる空間。
唐傘がとても風流。
垂木と障子の桟のリズムが心地良い。
圧巻はこちら。
屋根を支える桁(梁)は吉野杉の一本もの(約20m)、しかも天然絞り。
現代であればいくらの価値になるんだろうか、、、
10mスパンをこの梁のみで支えている。
(田上町の垂直積雪量は140cm。さすがに屋根に雪止めはなかった。)
軒先と縁台で切り取られた景色は、どんな絵画よりも美しい。
縁台の会津欅の板の厚さは7cm以上もあった!
腰を掛けられるソファがあるのがまたにくい。
なにより椿寿荘が素敵なのはすいているところ!
(新潟市の旧斉藤家別邸や北方文化博物館はそれなりに混んでいることが多い)
奥の書院から庭を切り取り眺めるのも風流。
この菊を透かし彫りしたクスノキの欄間!!
昨年案内してくださった方によると、
現代の価値で1億円以上だとか、、、(値はつけられないでしょう)
通常の欄間と違い、5、6cm厚の板から彫りだされている。
写真では伝わりませんが、実物は相当な迫力があります。
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奥へ進むと、、、
船の欄干のような手すりの廊下。
外側から見るとこんな感じ。
船の上をイメージして造られている。
平安貴族の遊びのよう。
基礎に使われている石は波のイメージでしょうか。
その先には、来賓が泊まるいわばスウィートルームが。
便所の地窓が設計的に考えられていて良い感じ。
暗いトイレの床と手元を明るく照らしてくれる。
入り口上部の透かし欄間は、会津若松の大内宿で見た防火まじないの「水」の紋のように思えた。
「なにものにもとらわれない自由の境地。」
良い言葉ですね。
そういう心持ちで日々を生きていたい。
輪島塗りの床がまち。
椿寿荘はとにかく贅の極み。
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庭正面のモミジの大木。
庭には紅葉する木が多く、秋もとても素敵になるよう。
一直線に水平に伸びる軒先。
屋根はむくり屋根になっていて印象がやわらかい。
5月のツツジの時期も良さそうですね。
軒先下の雨落ち。
雨どいを設けず、直接軒先から雨を落とす。直下は砂利を敷き、泥はねを防止。
雨の日もいつか来たいですね。
雪どけの季節もとてもいいかも♪
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ほとんど貸切状態で、相方と二人、小一時間まったり過ごしていました。
数年前までは
「いつかは自分の家の庭もこんな素敵な感じに!」
と息巻いていましたが、年とともに、
「素敵な庭は外にたくさんある。そこに行けばいい♪」
(多少なりともお金も落として維持にも貢献)
と考えるように。
だんだん家づくりに対するあら熱が良い感じに落ち着いてきているような気がしています。
毎年行きたい場所があるというのも良いものですね。
「最近忙しくて疲れてるなー、」
と感じたら、
庭めぐりはいかがでしょうか。
椿寿荘、おすすめですよ。
これからも「地元の素敵」を発信していけたらと思っています。
自分のハッピーが地元のハッピーへ♪
勝手に新潟観光大使のゆうでした。