ゆうです。
前回から「S邸リノベーション」がスタートしました。
今回は、S様宅の現地でのヒアリングのご報告です。
リノベーションの調査では、
現状(リノベ前)を知る「建物調査」
と
要望(リノベ後)を知る「ヒアリング」
を行います。
ヒアリングの内容によって、
リノベーションに適しているか
それとも
経済的に合理的でないか
がわかってきます。
それでは、
Q1「家にかける総予算はいくらか。」
A「土地建物+リノベーション工事で約2000万程を希望。」
「土地建物が500万程で買えるとすれば、工事費は1500万程。」
→延べ床面積は約25坪。
基礎工事+屋根工事+アスベスト解体工事も追加となると、厳しいか。
Q2「間取りに変更希望はあるか。」
A「特に無い。基本的にこのままで良い」
→リノベーション向き○
「断熱」+「耐震」リノベーションをする上で、
増築などがからむ間取りの変更がないことは費用が割り増しにならない。
Q3「現状の不満点はあるか。」
A「特に無い。しいて言えば北側の寝室に採光をもっと入れたい。」
→リノベーション向き○
採光などは設計的な工夫で対応可能。
Q4「いつまで住み続けるか。」
A「あと30年ほどか。その後は実家のある地元へ戻ることも考えている。」
→リノベーション向き○
あと60年以上住み続けたい場合、新築したほうが費用対効果が高い(ケースが多い)。
基礎の耐久性、地盤改良、雨漏り、、等。
Q5「今後の家族形態の変化はあるか。」
A「おそらくない。夫婦+子供2人のまま。(ペットは増えるかも)」
→リノベーション向き○
部屋を増やす(増築)必要がある場合、工事費用は増えていく。
(新築に対するリノベーションのメリットが弱まっていく)
そして最後に一番重要な質問を。
Q6「今の家への愛着はあるか。」
A「そこまではない。しかし、子供たちはこの家で小学生から中学生まで過ごした。
子供たちにとってはこの家が『実家』だろう。
そう考えると、この家を残してあげたい思いはある。」
→リノベーション向き○
最終的に、『その家への愛着があるかどうか』が判断のすべてかもしれない。
愛着がなければ、壊して新築するか、別の場所で新築すればいい。
愛着があれば、リノベーションする価値はもはや測りきれないかもしれない。
、、、
以上でヒアリングは終了。
次回、建物調査から算出した
概算のリノベーション費用
を提示する予定です。
概算のリノベーション費用
を提示する予定です。
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ヒアリングのあと、最後に厳しいご報告をしました。
地盤の液状化のリスクについてです。
長くなってきたのでその話はまた次回に。