ゆうです^^
網川原のエスネルでは
「造作エスネル手摺プロジェクト」
が秘密裏に進んでいました♪
手摺は「毎日、手で触れる場所。」
なによりも身近な建築部材は「手摺」かもしれません。
そのため設計士は特に手摺を大切に設計しています。
予算の兼ね合いもあったため、K様には秘密で検討を進めていました。
目処が経ったため、先日K様にお伝えし無事に採用となりブログも解禁です^^
造作手摺の計画の始まりは7年前。
世界一周中に宿泊したパリのアパルトマンの手摺に感動してからでした。
使い込まれた木製手摺。
握った瞬間、その形状に惚れ込んだ。
その時に取ったメモ。
あれから7年が経ち実現する時が来た。
手摺製作の主役は大工さん。
家具屋さんではなく大工さんなのがミソ。
(想いがこもり、コストも抑える)
お渡ししたラフ断面図を基に、手摺のサンプルを作って頂いた。
直線や曲線など様々な断面を作って頂き、最適なカーブを検討していく。
掴んですぐにテンションMAXに。
「これ、最高すぎです!」
と。
ワクワクしかしませんでした^^
親指のフィット感、反対の指のフィット感を確かめる。
際鉋(きわがんな)という刃が端っこについた特殊なカンナを使って曲線が作られている。
製作は小林棟梁!
いつもありがとうございます^^!
現場で少し削って頂きました^^
(実際は工場で台に置いて削られる)
................
手摺サンプルを事務所に持ち帰り、検討を続けます。
数パターンの断面を検討し、都度調整していく。
実際の角度での掴み心地を検証。
(ものづくり学校の階段にて)
登りでの掴み心地。
降りでの掴み心地。
そしてついに
「これだ!」
と思う曲線に辿り着きました。
仕上がりがとても楽しみ^^
小林棟梁、宜しくお願い致します!
................
日々、家の手摺を使いながら、
「手摺は本当に大切な場所。」
大げさに言えば、
「家と家族が会話する場所。」
と感じています。
(まさにスキンシップ)
そしてその大切な手摺を
「大切な場所に仕上げる」のも設計士の特別な仕事。
だと感じています。
どういうことかというと、
「掴み心地の良い手摺を設計すること。」
はもちろんのこと、
「『特別に作られたもの』であることを感じて頂くこと。」
具体的に言えば、
「こうしてブログで製作過程をお伝えすること。」
「現場で触って感じて頂くこと。」
「最後の仕上げを建て主様にして頂くこと。」
など
「手間をかけ、共に作り上げる。」
「想いを込める機会を作る。」
ことで
「愛着の湧く相棒のような手摺が出来あがる。」
「それが日々の暮らしの幸せになる。」
そんな提案が出来たら良いなと考えています。
「ハード以上の価値を設計し、提供したい。」
そんな想いで家づくりを考えています。
これからもいろいろなことに挑戦していきたいと思っています。
................
「造作エスネル手摺」のサンプルは6/16の現場見学会で展示する予定です^^
サンプルを直に触って感じて頂ければと思います。
【見学会】6/16「超高断熱・職人技」現場見学会開催♪(確定)
-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-
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エッセイ。「『手間』をかけるという幸せ。」
【モノづくり】自分で箸を作る幸せ。ー瀬谷佑介さんの本よりー
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