2018-08-13

【YKKAPショールーム】サッシ選定・ガラスの種類・キーレスドア。


ゆうです^^

新潟市の弁天インター横にYKKAPさんのショールームがあります。

家づくりを頼む会社がおよそ決まってきたら、次はサッシやドアなどの設備も気になるところ。

時間があれば巡ってみると参考になるかもしれません。

YKKAPとTOTOの共同ショールーム。




ショールームは行かなくても問題はありません^^
(信頼できる設計者が入れば)

サッシの種類を検討するのは設計者の仕事。

これから建てられる方は

「実際につく窓ってどんなものなんだろう?」

と実物が見たくなった場合にショールームに行けば十分かと思います。
(見学会などで実物を見ていれば十分)

サッシの種類による温度の違いを体感することが出来る。

ガラスの色や不透明ガラスの模様、防犯ガラスなどの実物も。

外付けロールスクリーン(アウターシェード)。

網戸は2種類。縦ロールタイプ↑

横スライドタイプ↑(こっちのほうかスッキリシンプル)

不透明ガラスも2種類ある。
波模様の「型ガラス(左)」とスモーク模様の「すりガラス(右)」

一見、すりガラスのほうがモダンでカッコいいですが、僕のお勧めは型ガラス。

理由は2つ。

・型ガラスのほうが断熱性能が高いこと。
 (写真赤四角。)
※すりガラスはサンドブラスト(砂をすりつける)加工によって作られるため、必要なガラスの厚みが増す→空気層が減る→断熱性が落ちる。

・型ガラスのほうが視線が抜けること。
 (型ガラスのほうが奥のネコが見えてますよね)
実物の家で比べれば違いは瞭然ですが、体感する広がり感が違います。


これは好みもありますし、隣家が近くて視線が抜けないほうがよければすりガラスのほうが適している場合もあります。

なにが言いたいかというと、
「設計者は製品を検討し理由を持って勧めている」ということ^^


冬の条件で測定されたサッシの温度。
ガラスよりもエッジ(枠)のほうが温度が低いことが分かる。
(枠よりもガラスのほうが断熱性が高いということ)

そのため結露はガラス面よりも枠面に起こりやすいです。

サッシの種類による温度差(冬)
左から、
アルミサッシ・外アルミ内樹脂サッシ・樹脂サッシ(ペアガラス)・樹脂サッシ(トリプルガラス)

分かることは、

【アルミ】<<<【アルミ樹脂】<<【樹脂ペア】<【樹脂トリプル】

ここからまず「樹脂サッシ」が効果的だということが分かります。

ペアガラスにするかトリプルガラスにするかは、コスト(予算)とのバランスを見てで良いと考えています。
(トリプルが必須とは考えていない。※現時点)



エスネルデザインのお勧めするサッシは「樹脂サッシ」一択です。

詳しくは以前の記事を↓

【秘訣】窓の選定方法①『樹脂サッシとアルミ樹脂サッシ。』




さてさて、僕は上記の内容は十分知っていました。

では今回なにが見たくてショールームに訪れたかというと、、



キーレス玄関ドア。

車のように
「カギのボタンで開け閉めをするもの」や
「玄関戸のスイッチで開け閉めするもの(カギを出さなくても良い)」
がある。


僕はキーレスドアを実際に採用した経験はありません。

それは「価格が高い」「デザインが少ない」「断熱性が低い」「今お勧めしている木製玄関ドアの風合いが良い」などの理由から。

しかし、車で分かるとおりキーレスって便利ですよね(^^;)

「一度体験せねば」と思い足を運んだのでした。

指タッチでドアが開く「スマートエントリー」はやっぱり便利。

不安があったのは停電時や電池切れの時。
話を聞くと物理キーで開けることも可能で問題は少なかった。




さて、使ってみた感想は、、、



良いですね!

想像通りとても便利でした^^


しかし、上記の理由もあり、標準仕様とするには時期尚早な感も、、。

これはコストバランスや好みもあるので、建て主様の希望にゆだねようかな(^^;)


※キーレス玄関戸は徐々に価格もこなれてきて、デザインも増えてきました。
(YKKさんには木製キーレス玄関ドアもある。)






家は数十年住み続けるもの。

「現在良いもの」を提案するだけでなく、
「未来まで良いもの」も想像してお勧めしていきたいですね。



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村松 悠一(ゆう)
エスネルデザイン代表(設計士)

僕が今家を建てるなら、、
:キーレス捨てがたいけど、風合い・コスト・カギをかける行為を子供にも、と思うとキーレス無しかなー!
(キーレスの価格が下がれば変わるかも)



-「超高断熱の小さな家」escnel design-

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