2017-08-16

豊かな暮らしのつくり方。07-4 ー『適正返済比率は!?』ー


ゆうです^^

前回、『適正借入金額は!?』をブログにまとめました。

今回はそのおまけとして、

「適正な返済比率は!?」

をまとめてみようと思います。



返済比率とは、

返済比率=年間返済額/年収


で、自分の年収だといくらまで借入ができるかの指標に使われます。


銀行マンが

「返済比率30%以下であれば融資できると思います。」

とか、


住宅営業マンが、

「家計を考えて、返済比率は25%くらいに抑えておきましょう。」

とか、

こんなふうに会話の中で使われます。


例えば、年収600万で返済比率25%のとき、

4100万円まで借りられる計算になります。(金利1.4%。35年返済)



現在は、日銀がゼロ金利政策→マイナス金利政策を行っている影響で、

銀行はできる限り貸付を増やす必要がでてきていて、

住宅ローンはバーゲンセール状態です。

返済比率35%までは問題なく借りられる」

といった話も良く聞きます。


返済比率35%とは、

年収600万の家計の場合、

600万×35%=210万/年

210万/12ヶ月=17.5万円/月

月返済額17.5万円!?

(とても正気の沙汰ではありませんね、、)




なにが言いたいかというと、


銀行マンや住宅営業マンの言いなりになってはいけません。

借入金額は自分で考えて自分で決めること。

ということです。




前回のブログの試算では、

返済比率は17%ほどに抑える計画がゆとりある家計につながることがわかりました。

営業マンがよく言う25%から大きく乖離がありますね。



どういうことかというと、

返済比率とは、あくまで銀行側の指標である

ということ。



「返済比率30%以下であれば問題ないと思いますよ」


翻訳

「返済比率30%以下であれば貸付金の回収に問題ないから銀行としてはいいですよ」


もっと極端に言うと、


「あなたがローンを返せなくても保証会社から回収するし、日本のサラリーマンであるあなたはローンを返済するために親族の財産を処分してでも返してくれるでしょうから、銀行としては問題はありませんよ。(あなたの生活はどうなろうとしりませんが)」


ということです!


「ひどい!」


と思うかもしれませんが、


銀行の言い分はごもっともです。



ローン金額はなにも銀行が押し付けてくるものではなく、

あなたが希望してあなたの意思で決めたものですから!



はっきり言ってこんなことを指摘する住宅業界人はいないと思います。


なぜなら、建て主を含む家づくりの関係者全員が


「多く借りたい(貸したい)」


と望んでいるからです。


初めて家を建てる人は、家づくりに大きな夢を抱いています。

・広くオシャレなリビング

・バーベキューができる広い庭

・最新の海外製食洗機付き対面キッチン

・自分だけの書斎

、、、、


その夢を叶えてあげたいと思う住宅営業マン、銀行マン。
(請負金額を増やしたい、貸付金額を増やしたい)


そこに、


「ゆとりある家計を実現するために予算はもう少し下げましょう。」

「夢は一部あきらめ、現実的にいきましょう。」


と言うのは野暮というものですよね。


なぜなら、

住宅営業マンも銀行マンも

あなたの今後の年収の上がり幅や、相続する財産などまでは把握していませんから。

そんなことを言っては失礼になってしまいます。




だからこそ!


建てるあなた自身が、

こういう記事や、

独立しているファイナンシャルプランナーから

いろいろと話を聞き勉強して


自分の意思で、

自分の借入額を決める必要があるんです。



『借入額を決める』

は、

『今後の家族の人生を決める』

と言い換えられるかもしれません。




ーーーー

一般論として、言えるのはこのあたりまでです。


ここから先は、各家庭の状況によって異なります。

・年収、退職金、年金

・保険

・子供費用(大学費用はすべて親が出すのか一部奨学金か。私立か国公立か。)

・趣味、車

・親の介護

、、、、




これから人生を通して、様々なことにお金が必要になりますが、

それぞれの優先順位を考え、

家を買う前に想像してみてください。



そして、家や土地を契約する前に、

必ず独立しているファイナンシャルプランナーのところへ

具体的なシミュレーションを作ってもらいに行ってみてください。

(間違っても、銀行や住宅メーカーがサービスで行っているシミュレーションで安心しないように!)


長くなりましたが、

これが豊かな暮らしを実現する秘訣です。


このブログを読んでくださった方が、

豊かな暮らしを送れることを願っています。

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