2019-09-04

【網川原のエスネル‐34】植栽・石積み完成!家は緑で命が宿る。


ゆうです^^

網川原のエスネルは、外構工事が進み、植栽が完成しました。

緑が植えられると、建物に命が宿ったよう。

印象が段違いに変わりました。

EN GARDEN WORKの小川さん、ありがとうございました!



網川原のエスネル9/7(土)・8(日)完成見学会を開催します。

大工さんを始め、様々な職人さんの技がつまった家。

詳しくはコチラをご覧ください^^

【見学会】「網川原のエスネル完成見学会開催!」予約開始+見どころ紹介!

さて、今回は網川原のエスネルの外構工事について^^


植栽前の網川原のエスネル。
十分素敵^^

しかし、植栽が植わった後は歴然の差。
命ある緑には敵いませんね。

地面を掘り起こし、給排水屋さんが汚水や雨水の排水管を設置していく。



大工工事完了日のK様からの差し入れボックス。

とても素敵なメッセージ。

設計事務所は「建て主様」と「工務店さん・職人さん」のを取り持つ役割を果たす。

間に入りつつも、出来る限り、建て主様と職人さんが直接触れ合う機会を作りたいと思っている。


外構で使われる川石。
暖かい、自然に近い、茶系の石を選定した。

カチッと決まりすぎたモノではなく、人を迎え入れる柔らかい外構を目指している。
(師匠からの影響)

敷地に高低差があるため、土留めとして石積みを造る。

「少しラフに仕上げ、暖かみ・柔らかさを出したい。」 

とEN GARDEN WORKさんに写真や言葉でイメージを伝え、共有していった。

モルタルを塗り、丸石を積んでいく。

通常の自然石積みは、石を割り、石垣のようにカチカチと積んでいく。
その石を割る作業に手間がかかる。

丸石は石を割らずそのまま積む。
割る手間はないが、ちょうど良い石を探したり、積む角度を調整したりと、これはこれで手間がかかる。

その「手間がかかった様子」に人の心は動かされるのだと思う。

階段はPC板(コンクリート板)で製作。

素材そのものの無骨さを活かす、雨で色が変わる・経年変化で生えた苔が似合う様子を目指した。

年を重ねるごとに魅力が増す外構を。

1段高さ約15cm。踏み面長さ約36cm。
老若男女に登りやすい優しい階段を。

訪れる人はこうした配慮にも「おもてなし」を感じるものだと思う。
(無意識レベルでも)


植栽のトンネル、木製階段、木のポスト、飾り棚、、、


住まい手だけでなく、訪れる方にも「素敵な家だな」と感じてもらえる家であれば嬉しい。


ついに樹木が搬入された♪

どれを、どこに、どの角度で、、
このあたりは庭屋さんのセンスによるところ。

見た目だけでなく、その植物の性格・生長なども考慮されるため、中途半端に口を出さず信頼できる方に全てお任せするのが一番良い。

「モチはモチ屋」はエスネルデザインの基本コンセプト^^

秋空と秋の雲に、杉板外壁と緑たちが映える。

EN GARDEN WORKの小川さんによる水遣りレクチャー。
タイミングが合い、K様にも立会い頂いた。

「季節によって水遣り具合も異なります」
「植えて1-2年の夏はたっぷり根っこに1分くらい」

庭屋さんとはこれから長いお付き合いになる。

「なんとなく樹木に元気がない。」

などの疑問は気軽に直接やりとり出来る関係性を建築時に作っておけると良い。


外部の配管も完了。

シロアリ対策のため、配管は地中に埋めず「基礎の立ち上がり」から抜く。
(もしも蟻道が出来た際に目視確認、排除が容易)






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そして、植栽と石積みが完成しました^^



素晴らしい!!

EN GARDEN WORKさん作成の図面。
(下書きはエスネルデザイン作成)

植栽の説明図。
花や実など季節を感じられることを意識して選定して頂いた。


石積みの柔らかい自然な感じがとても良い^^
小川さん、ありがとうございました。

紅葉しかけたイロハモミジが青い空に映える。

ソヨゴ(常緑)。

アカシデ。
小川さんお勧めの木。

小ぶりなケヤキのような葉が特徴的。

アズキナシ。
こちらも小川さんお勧めの木。

さらさらとした枝が、山に自生した木々のようで良い感じ♪

イロハモミジ。
斜めに枝垂れてアプローチに緑のトンネルを作る。

瑞々しく、新潟の風景に合い、僕のとても好きな木のひとつ。


木製階段下部の外部収納も完成。
目隠しルーバーに合わせたルーバー戸も良い感じ^^

大型の床下収納。
お子様の自転車、冬用タイヤ、除雪用具、園芸用品、、、

網川原のエスネルには「室内」にも「屋外」にも床下収納がある^^
小さな家には、広く暮らす工夫がたくさん♪





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網川原のエスネル、もうすぐ完成です。


完成が近づくに連れて、目に見えて家の密度が濃くなっていく。


小さかった子供が、成人するような、


器に血が通ったような、


この過程がとても愉しい。


ブログを通して、建て主様や、皆さまに少しでもお裾分け出来れば嬉しい限りです。



-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-





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村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表

新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。
趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。



メッセージはメールインスタからどうぞ^^


【見学会ご案内】................


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