2018-12-05

S邸リノベーション。32「内装ボード&外壁板張り!」


ゆうです^^

S邸リノベーションの現場報告です。(11月中頃)

内部の石膏ボード張り外壁の板張りが進んでいます!




家の中の壁は「石膏ボード」という下地材の上にクロスや塗装などがなされています^^

断熱気密工事が終わり、石膏ボード張りの工程へ。

幅2.5m高さ1.7mもある特大FIXサッシ
この「雲見室」から見る景色がS邸の魅力のひとつ。

石膏ボード張りや棚板の取り付けが進む室内。


角にはクロスがゆがまないよう樹脂のコーナー材が巻かれる。

その後、パテ塗りへ(ボードのつなぎ目、ビス穴を埋めていく)。

「下塗り、中塗り、上塗り」と塗っては乾かし削りを繰り返し、壁下地を平坦に仕上げていく。
まさに職人の技。
(内装屋さんありがとうございました!)


階段上の『こもれるロフト』の製作も順調♪

特に壁の「角(出隅)」は丁寧にパテ塗りされ仕上げられていく。

アウトセットの引き戸の枠も付きました。



今回は「壁と天井の境目の化粧材(廻り縁)」「壁と床の境目の化粧材(巾木)」も設けない非常に厳しい納まり。

手間はかかりますが、その分空間はスッキリきれいにまとまります。

反対に言えば、

「空間がスッキリきれいに感じられるほど、その裏には職人さんたちの苦労がある。」

と言えます。




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外周りの「杉板外壁張り」も仕上がってきました^^!


「通気胴縁」の上に杉板が張られていく。

通気の目的は
①壁内に入り込んだ雨水を排水するため。
②夏場の熱気を排出するため。
③室内(壁内)の湿気を排出するため。

など家の耐久性に対して非常に重要な役割を果たす。

万が一、通気が取れていないところがないように、通気胴縁を二重にしています。(縦横クロス通気)
(※オリジナルは前職「オーブルデザイン」さんより)

(外壁縦張りの場合は通気胴縁が横になり水切れしづらくなるため。外壁横張りの場合、通気胴縁は縦のみでも可)

通気を二重にすることで、通気が取りづらいサッシ周りなどでも確実な通気を確保し、雨水・湿気が留まることがないよう計画している。

大工さん、小雨の中ありがとうございます!

外壁にはステンレスの平頭クギ
杉がシルバーグレーに変化することを見越して、ピカピカしていないマットなステンクギを選んだ。

抜けづらいようスクリュー加工が施されたクギ。
杉板は乾燥により反る。
その際に抜けづらいようクギの選定にも気を使う。

防水紙を突き抜けないよう長さも考えて指定してある。

大工さんにより一本一本丁寧にクギが留め付けられていく。
板外壁はとても手間がかかる外壁。(汎用外壁であれば施工はより簡単)

しかし、その手間があるからこそ『時間が経つに連れ魅力が増していく外観』が出来上がると思っています。


板の張り合わせ部は『そぎ継ぎ』(斜めに切り落として板を接ぐ手法)をし、雨水が入りづらいよう仕上げる。
(木口から水を吸いづらいよう接着剤も併用)


外壁板は丸ノコで一枚一枚丁寧にそぎ継ぎされていく。

反射が抑えられた平頭のステンクギ。
シルバーグレーに変化していく杉板ととても合う^^

サッシ上端は通気と排水の為、隙間を空ける。
汎用外壁でも行うが、杉板はより水気を避ける工夫が求められる。

赤身の多い秋田の杉板。
節もあるが節抜けが起きない「生き節」がほとんど。
良質な材料を大工さんが手配してくれました。(感謝!)



12/1................

外壁が全て張られました!とても素敵です^^!

一般部分は縦張り、角地側に向けた右角は壁をふかし、横張りに。
この張り分けがS邸のデザイン(個性)。

敷地(角地)から生まれたデザイン。
『理由あるデザイン』を心がけたい。


詳しくはまた次回に^^





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内装と外装の工事の様子でした^^

現在の現場は完成間近の駆け込み!

S様邸は
12月9日()完成前見学会を開催します^^!
一日限定

詳しくはこちらをご参照あれ!↓

S邸リノベーション。29「完成前見学会告知!」

すでにご連絡頂いた方々、ありがとうございます。

現在、数組様からご来場のご連絡を頂きましたがまだまだ空きはありますよ^^!

ご連絡お待ちしています♪


-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-



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