2017-07-03

豊かな暮らしのつくり方。12-2 ー『家を契約するタイミング。』ー


ゆうです^^

前回の続きです。

「家を契約するタイミング」はどんなときなのか。





前回、僕はアドバイスとして、


「家づくりを考え始めてから1年間は契約しないこと。」


と書きました。

どうしてすぐに契約してはいけないのか。

今回はそのあたりを掘り下げていきます。



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家づくりは長い道のりです。

「あせらず気長に考えること」が大切です。


家づくりはすぐに、理解し、比較し、判断し、決断できるような簡単なものではありません。

良い家がほしいのであれば、建てる側も勉強が必要です。

「消費税の増税」や、
「低金利」や、
「様々なキャンペーン」や、
「ひとつしかない土地の確保」や、
「家賃がもったいない」など、
契約を急がせる要因はいくつもあります。


しかし、まずは「これから1年は契約しない!」と心に決めてください。


その間に金利が上がったり土地が売れてしまったりすることがあるかもしれませんが気にしないでください。


その1年はあなたにとって、とても価値のある1年となると思います。

総合展示場をまわったあとの頭の中。





これからあなたはいろいろなメーカーからいろいろな説明を受けるでしょう。

何が自分たちにとって一番いいのかを取捨選択する必要があります。

家は、車や結婚式などの他の高額な買い物と違って30年以上使うものです。

今までの買い物とは別次元のものだと思ってください。

建ててから後悔しても遅いのです。


家を建てることを考え始めると、今の家賃が無駄に感じるかもしれせん。

しかし、そんなことは決してありません。

むしろ急いで建てたほうが、後悔するケースは多いです。

夫婦、家族でゆっくり考えてみてください。






家づくりで失敗しやすいパターンは、

「家がほしい」

「とりあえず総合展示場へ」


「営業マンのセールストーク」
「見学会の行き過ぎ」
「ネットで情報調査しすぎ」
「土地の見すぎ」
、、、

から、

「早く楽になりたい。(もう悩みたくない、、)」

という気持ちで、数ヶ月で契約してしまうパターン。

(これは、営業側からすると一番楽に契約できる必勝パターン)



そうならないように、


「まずは夫婦で話し合う」こと。


「自分たちにとってどんな家がいいのか。」


「自分たちはどんな人生を歩みたいのか。」



そうして、「ほしい家の核(本質)」を夫婦で導き出してください。


例えば、


「家計に負担の少ない家がいい。」


「あったかい家であればそれ以上はそこまで望まない。」


とか。


できれば核を作るまでは、

展示場や見学会には行き過ぎず、営業の話は聞き過ぎず、ネットでも調べすぎないほうが

他人の意見が入らない自分たちオリジナルの純粋な核が作れると思います。


そして、

核ができたら忘れないようノートやケータイのメモに書き留める。

(家づくりを進めていくと、たいてい初心を忘れてしまうものです。)



そしたら準備万端です。



「気になるメーカーの見学会に行く。」


「ネットで情報を探す。勉強する。」


「土地を探す」



、、、


細かなアドバイスとしては、

○総合展示場のメーカーを全て見る必要はない。
 雰囲気で自分たちの好みにあったメーカーのみ見れば十分です。


○土地探しからではなく、メーカー探しから始める。
 土地探しからだと、気に入った土地を押さえるためにメーカーとも工事契約を交わさなければならなくなります。
 そうならないため、土地探しはある程度「このメーカーに頼む」と決めてから。


○営業マンに本質的な質問をしてみる。
 「あなたにとって良い家とは?」
 「断熱性・光熱費」
 「耐久性・メンテナンス」
 返答ひとつでそのひとが信頼できるかはなんとなくわかるものです。


○「このメーカーとなら契約しても良い」と思ってからも2~3ヶ月寝かせる。
 思い直しはあるものです。
 抜けていたことに気づくかもしれません。

 契約して、手付金を払ってからでは大きな変更はできません。

 「本当に自分は冷静か」

 を少し時間を置いて見つめてみてください。

 営業マンが焦って割引キャンペーンを持ってくるかもしれません。
(しかし、本当に良い家を建てている会社は安易に値引きを持ちかけはしません。)




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家は一生モノ。


かけすぎ、悩みすぎというくらいじっくり時間をかけていい。


そうすると、本当に自分たちに大切なものはなんなのか。


本当に自分たちのためにいい家を作ろうとしてくれる会社はどこなのかが見えてくる。


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総合展示場をまわるとどんどんテンションが上がってきます。

良いグレードを知り、訳もなく欲が出てくる。

その状態で工事金額を決めるのはとても危険です。

なのであら熱を取る必要があります。


時間を置くことも有効ですが、

一番有効なのは、返済計画を真剣に考えることです。


月々の返済(税金・保険も含め)、我慢しなければいけないこと、


あら熱がとれると、ローン総額がリアルに感じられる。

(そもそも数千万の借金なんてこれからの時代、正気の沙汰ではありません。)


自分たちにとってなにが一番大切か契約前に何度でも考えてみてください。


そして、家以外に自分たちがお金をかけたいことを含めて返済計画を考えた結果、

厳しそうであれば、新築にこだわらないこと。


目指すところは「良い家を所有すること」ではなく、


「豊かな暮らしを過ごすこと」

ですよね。



営業マンや銀行マンは、「家」や「住宅ローン」のプロですが、

あなたの人生のプロではありません。

あなたの人生は、あなたが自分でコントロールする必要があります。






良い家とは?

広さ?グレード?キッチン?、、、

展示場や雑誌を読んでいるとわからなくなります。

自分で自分の望みがわからなくなるんです。

そんなときは、

一度、家づくりから離れて、間を置いてみてください。

心を平常に戻して、


「自分はなんのために家を建てるのか。」


自分自身に聞いてみてください。



家づくりをするときに、家のことを一番に考えないでください。

家よりも「子供」や「家族のイベント」や「趣味」や「友人」など、

自分を幸せにしてくれるもののことを優先して考えてみてください。


そうすればきっと「良い家」を建てることができると思います。


家づくり中の理想的な頭の中